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2012/09/18(火) Internet Explorer に未修正の欠陥、既にウイルスに悪用されている

Windows

Internet Explorer 6、7、8、9 に未修正の欠陥があり、既にウイルスに悪用されていることが明らかとなりました。Internet Explorer を使って攻略 Web ページを閲覧すると、自動的にウイルスが実行されてしまいます。

更新プログラムは現在開発中です。いくつかの回避方法があります。

  • Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) を使用する。
  • Internet Explorer のかわりに、FirefoxChromeOpera などの代替ブラウザを使用する。

回避方法は併用されることを推奨します。つまり、EMET をインストール・設定した上で、普段の Web 閲覧には代替ブラウザを使用します。どうしても Internet Explorer を必要とするサイトのみ、Internet Explorer で閲覧します。

今回の欠陥は重大なうえ、既にウイルスに悪用されています。早急な対応をお願いします。

2012.09.19 追記

EMET をインストールすると、次の場所にユーザーズガイドが保存されています。

  • 32-bit OS: C:\Program Files\EMET\EMET User's Guide.pdf
  • 64-bit OS: C:\Program Files (x86)\EMET\EMET User's Guide.pdf

ユーザーズガイドの 13 ページに防護プロファイルを使った設定方法が記載されています。

EMET には 3 種類の防護プロファイルが添付されています。C:\Program Files\EMET\Deployment\Protection Profiles に保存されています。

  • Internet Explorer.xml: Internet Explorer だけを防護する設定です。
  • Office Software.xml: Internet Explorer に加え、Microsoft Office と Adobe Reader / Acrobat を防護する設定です。
  • All.xml: 上記に加え、一般的なアプリケーションを防護する設定です。

これらは次のように使います。

  1. [スタート] をクリックし、[すべてのプログラム] - [Enhanced Mitigation Experience Toolkit] – [EMET 3.0] をクリックします。
    UAC のポップアップが出たら [Yes] をクリックします。EMET の GUI 画面が表示されます。
  2. EMET GUI 画面の [Configure Apps] をクリックします。Application Configuration 画面が表示されます。
    [File] メニューの [Import...] をクリックし、上記した防護プロファイルのいずれかを選びます。
  3. インポートした設定が Application Configuration 画面に表示されますので、ご確認ください。[OK] をクリックして Application Configuration 画面を閉じます。

設定後、指定したアプリケーションを再起動する必要があります。

2012.09.24 追記

更新プログラムが公開されました。

Microsoft UpdateMicrosoft Windows Software Update Services などを利用して更新プログラムをインストールしてください。「毎月第 2 火曜日 (米国時間) は Windows Update の日」に更新方法に関する情報をまとめてあります。また、自動更新を利用する場合は「自動更新について」を参照してください。再起動を促された場合には、再起動してください。

なお、EMET をインストール・設定した方は、更新プログラム適用後もそのまま続けてご利用ください。

2012/08/22(水) Flash Player 11.4.402.265 for Windows / Mac、11.2.202.238 for Linux、AIR 3.4.0.2540 公開

マルチOS

Flash Player 11.4.402.265 for Windows / Mac、11.2.202.238 for Linux、10.3.183.23 for Windows / Mac / Linux、11.1.115.17 for Android 4.x、11.1.111.16 for Android 2.x / 3.x および AIR 3.4.0.2540 が公開されています。6 件のセキュリティ欠陥が修正されています。Linux 版 11.2 は APSB12-18 と同じバージョン (11.2.202.238) のままですので、今回の修正があらかじめ含まれていたと思われます。

Flash Player は狙われやすいソフトウェアの1つです。利用者は速やかに更新して下さい。

Flash Player 11.4.402.265 / 11.2.202.238 は Adobe のダウンロードページから入手できます。また Windows / Mac / Linux 用のバイナリについて RINS web ページでも配布しています (学内からのみ入手可)。

原則として Flash Player 11.4.402.265 / 11.2.202.238 に更新して下さい。Flash Player 10.3.183.23 は、互換性の問題等によりどうしても更新できない場合にのみ、ご利用下さい。Flash Player 10.3.183.23 は Archived Flash Player versions からダウンロードできます。また Windows / Mac / Linux 用のバイナリについて RINS web ページでも配布しています (学内からのみ入手可)。

Android 用の Flash Player は Google play から入手できます。ただし、2012.08.14 以前に Flash Player をインストール済みだった方しかダウンロードできません。Flash PlayerとAndroidに関する最新情報 をご参照下さい。

AIR は http://get.adobe.com/jp/air/ (PC版) および Google play (Android版) から入手できます。

Flash Builder、Flash Catalyst、Flash Professional 等開発ツール用の Flash Player は Adobe Flash Player Support Center からダウンロードしてください。

Google Chrome に内蔵されている Flash Player は Chrome 21.0.1180.81 for Linux、21.0.1180.83 for Windows、21.0.1180.82 for Mac で修正されています。Chrome は自動的に更新されます。利用者はこのバージョン以降に更新されていることを確認して下さい。

現在使用している Flash Player のバージョンは About Flash Player ページ (adobe) で確認できます。Internet Explorer とその他のブラウザ (Firefox, Opera, Safari 等) とで個別に確認する必要があります。また、MyJVN バージョンチェッカー を利用すれば、Flash Player や Adobe Reader など攻撃されやすいアプリケーションが最新版になっているか否かを簡単に確認できます。

関連キーワード: Flash Player

2012/08/21(火) Adobe Reader / Acrobat 10.1.4 / 9.5.2 公開

マルチOS

Adobe Reader / Acrobat 10.1.4 / 9.5.2 が公開されています。20 件のセキュリティ欠陥が修正されています。

Adobe Reader / Acrobat のインストーラ / アップデータは以下のリンクから入手できます。更新する場合は Adobe Reader / Acrobat のアップデート機能の利用を推奨します。

Adobe Reader / Acrobat はウイルスに狙われやすいプログラムの 1 つです。早急に更新してください。

注意点:

  • Adobe Reader / Acrobat 8.x 以前はもはやサポートされていません。Adobe Reader / Acrobat 8.x 以前の利用者は、速やかに Adobe Reader / Acrobat 10.x にアップグレードしてください。
  • Adobe Reader / Acrobat 9.x についても、Adobe Reader / Acrobat 10.x へのアップグレードを推奨します。特に Windows 版にはセキュリティ機能に大きな違いがあり、10.x の方が圧倒的に強力です。

関連キーワード: Acrobat, Adobe Reader

2012/08/21(火) Flash Player 11.3.300.271 / 11.2.202.238 公開

マルチOS

Flash Player 11.3.300.271 for Windows / Mac、11.2.202.238 for Linux が公開されています。1 件のセキュリティ欠陥が修正されています。既にこの欠陥を悪用するウイルスが確認されています。

Flash Player は狙われやすいソフトウェアの1つです。利用者は速やかに更新して下さい。

Flash Player は Adobe のダウンロードページから入手できます。また Windows / Mac / Linux 用のバイナリについて RINS web ページでも配布しています (学内からのみ入手可)。

Flash Player 11.3 では 32bit 版・64bit 版の区別が無くなりました(統合されました)。

Flash Builder、Flash Catalyst、Flash Professional 等開発ツール用の Flash Player は Adobe Flash Player Support Center からダウンロードしてください。

Google Chrome に内蔵されている Flash Player は Chrome 21.0.1180.79 で修正されています。Chrome は自動的に更新されます。利用者はこのバージョン以降に更新されていることを確認して下さい。

現在使用している Flash Player のバージョンは About Flash Player ページ (adobe) で確認できます。Internet Explorer とその他のブラウザ (Firefox, Opera, Safari 等) とで個別に確認する必要があります。また、MyJVN バージョンチェッカー を利用すれば、Flash Player や Adobe Reader など攻撃されやすいアプリケーションが最新版になっているか否かを簡単に確認できます。

関連キーワード: Flash Player

2012/06/15(金) Flash Player 11.3.300.257 / 11.2.202.236 / 10.3.183.20、AIR 3.3.0.3610 公開

マルチOS

Flash Player 11.3.300.257 for Windows / Mac、11.2.202.236 for Linux、10.3.183.20 for Windows / Mac / Linux、Flash Player 11.1.115.9 for Android 4.x、Flash Player 11.1.111.10 for Android 2.x / 3.x、AIR 3.3.0.3610 が公開されています。7 件のセキュリティ欠陥が修正されています。

Flash Player は狙われやすいソフトウェアの1つです。利用者は速やかに更新して下さい。

Flash Player 11.3.300.257 / 11.2.202.236 は Adobe のダウンロードページから入手できます。また Windows / Mac / Linux 用のバイナリについて RINS web ページでも配布しています (学内からのみ入手可)。

Flash Player 11.3 では 32bit 版・64bit 版の区別が無くなりました(統合されました)。

原則として Flash Player 11.3.300.257 / 11.2.202.236 に更新して下さい。Flash Player 10.3.183.20 は、互換性の問題等によりどうしても更新できない場合にのみ、ご利用下さい。Flash Player 10.3.183.20 は Archived Flash Player versions からダウンロードできます。また Windows / Mac / Linux 用のバイナリについて RINS web ページでも配布しています (学内からのみ入手可)。

なお、現在、Windows 版の Firefox と Flash Player 11.3 との間でさまざまな不具合が発生しています。ご注意下さい。Firefox を利用している場合は、一時的に 10.3.183.20 にダウングレードするのが最もてっとり早い解決方法です。

Android 用の Flash Player は Google play から入手できます。AIR は http://get.adobe.com/jp/air/ (PC版) および Google play (Android版) から入手できます。

Flash Builder、Flash Catalyst、Flash Professional 等開発ツール用の Flash Player は Adobe Flash Player Support Center からダウンロードしてください。

Google Chrome に内蔵されている Flash Player は Chrome 19.0.1084.56 で修正されています。Chrome は自動的に更新されます。利用者はこのバージョン以降に更新されていることを確認して下さい。

現在使用している Flash Player のバージョンは About Flash Player ページ (adobe) で確認できます。Internet Explorer とその他のブラウザ (Firefox, Opera, Safari 等) とで個別に確認する必要があります。また、MyJVN バージョンチェッカー を利用すれば、Flash Player や Adobe Reader など攻撃されやすいアプリケーションが最新版になっているか否かを簡単に確認できます。

関連キーワード: Flash Player

2012.06.22 追記

Windows 版のプラグイン方式用 Flash Player、Firefox 上での不具合を修正した 11.3.300.262 が公開されました。

2012.07.16 追記

安定性が向上した、バージョン 11.3.300.265 が公開されました。