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2009/01/15(木) VirusScan Enterprise 8.7i が登場しています

Windows

龍大標準のアンチウイルスソフト VirusScan Enterprise の最新バージョン 8.7i が登場しています。

VirusScan Enterprise 8.7i は Windows NT 4.0 には対応していないので注意してください。

インストールにあたって、注意点が 3 つあります。

  • あらかじめ旧バージョンの VirusScan Enterprise をアンインストールしてください。RINS において、VSE 8.5i をアンインストールしないまま VSE 8.7i インストールしてみたところ、一見正常にインストールできたように見えるものの、実際にはインストールが不完全となり、さまざまな不具合が発生しました。
  • 自動アップデートの設定において RINS 独自の学内向けリポジトリを紹介していますが、8.5i までの RINSftp (anonymous FTP サーバ) にかわって RINShttp (web サーバ) を紹介しています。anonymous FTP サーバを利用する場合、ウイルス定義ファイルの更新に時間がかかることがあるためです。
  • 自動アップデートの設定において、明示的にプロキシを設定するように、マニュアルを変更しました。規定値のまま(「Internet Explorer のプロキシ設定を利用」) にすると、ウイルス定義ファイルを更新できない場合があるためです。

なお、前々バージョンである VirusScan Enterprise 8.0i は今年末 (2009.12.31) にサポートが終了します。8.0i 利用者は、今年中に 8.7i あるいは 8.5i にアップグレードしてください。

関連キーワード: VirusScan

2009.02.12 追記

VirusScan Enterprise 8.7i (VSE 8.7i) をインストールしようとすると、一部の環境で失敗することが明らかとなっています。主な原因としては、VSE 8.7i に同梱されている McAfee Agent 4.0 の不具合があると考えられます。

不具合を回避するには「2Byteを含まず且つ権限を持ったユーザでログインしなおして再度インストールを実行して下さい」とされていますが、実際に試した限りでは、IME を off にして作成した英文字のみのユーザ名の管理者アカウントで再度インストールを実行しても、失敗する場合がありました。

VSE 8.7i をインストールする際には、組込の管理者アカウントである Administrator ユーザの利用を推奨します。Windows XP や Vista の初期状態では Administrator ユーザは無効になっていますが、次の方法で有効にできます。

しかし Windows XP Home Edition では、Administrator としてログオンできるのはセーフモードだけです。VSE 8.7i のインストールは Windows インストーラを使用するのですが、セーフモードでは Windows インストーラサービスが停止してしまうため、そのままではインストールできません。これを回避するには、セーフモードで Windows インストーラ サービスを利用できるようにする方法 (pasofaq.jp) を参照してください。

「あらかじめ McAfee Agent 4.0 Patch 1 をインストールしておけば、この不具合を回避できる」との情報も得ていますが、RINS ではまだ確認できていません。


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