[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[connect24h:7071] Re: イベント開催のリスクマネジメント



 みやもとです。

 イベント運営側の立場でのリスクマネジメントについて述べますが、参加者
(発表者)もそのスキームを理解していれば、相互にデンジャラスなことには
ならずにすむのかなという感じがします。

> イベント運営時のリスクマネジメントの議論があまり行われていないので、
> その話題をふります。
> セキュリティイベントで、ゲストを招いて講演をしていただくことが結構あり
> ますが、今後は、査読が必須になりますかね。

 ええと、単に査読を行うだけでは、本番で査読時とは異なった内容が
発表されるという危険性もあります。

 また、「査読を行った」ということだけが一人歩きしてしまった場合、
「査読を行うことで責任の一端を担わされる危険性がある」というのも考え
なくてはなりません。

 ここで言う査読は「間違ってたり」「モラルを問われたり」「法に触れたり」
というものが不用意に外に出るのを防ぐためのものと解釈してますが、直
前に(意図的に)まずいものに差し替えられたりしたら「査読したじゃん」と
いうような状態になりかねません。

 いずれにしても、査読というスキームと、査読されたものが適正に使わ
れるか(それこそ査読から発表の間に(適切でない)改変が行われないか)
どうかという担保をどこで取るかという話をセットで考えるべきです。

> こういった悲劇を防止するために、
> 査読以外に、どういう防止策がありますかね?

 査読もさることながら、発表者に対する誓約書の提出を求めるというの
もアプローチとしてはありかと思います。

 たとえばコミックマーケットにおいて、サークル参加を行う際には、ルー
ルに抵触する(法に触れるとか、コミケットで頒布を認めていないものなど)
ものを頒布しない、という誓約書の提出が求められます。

#もっとも、誓約書というようには書かれておらず、参加登録カードとい
#われていますが。

 もっとも、それだけで十分ということはなく、刑法175条(要はわいせつ
物頒布をはじめとするもの)の法律に抵触するようなアイテム)とかに抵
触するようなものも見本誌回収→チェック(上記でいうところの査読にあ
たりますかね)というスキームをもって運用していたはずです(もともとは
見本誌回収ってそういうのが目的ではない気もするんですけどね)。

 もともと、パーフェクトにすべてを見きるのはかなり難しいとは思って
います。従って、パーフェクトとは言わないまでも、「ここまでやってダ
メならばしょうがないよね」と相手に思わせられるくらいのことは必要か
と思います。

 あと、必要な是正措置を取る、というのもアクションプランとしてはあ
りですが、プレゼンテーションなどの場合、明らかにデンジャラスな内容
が出てきたならば、プレゼンテーションを即刻中止させるなどの対策も必
要になってくるかなぁとか思います。

---
宮本 久仁男 ( Kunio Miyamoto )
E-mail: wakatono@xxxxxxxxxx
WebDAVシステム構築ガイド…12/19から発売(^^; http://davbook.todo.gr.jp/
WebDAV Resources JP: http://webdav.todo.gr.jp/
wakatonoの戯れメモ : http://d.hatena.ne.jp/wakatono/


--[PR]------------------------------------------------------------------
    ● 話題の【スパイダーマン】の複製シルクスクリーンがあたる!!
        ☆手がけたのはあの世界の『 横尾忠則 』☆
   ―――――― 世界で1つだけのキャンペーン!! ――――――
  このチャンスを逃したらまずいぞ!!応募はこちらから ↓↓↓
       http://ad.freeml.com/cgi-bin/ad.cgi?id=c4c2t
------------------------------------------------------------------[PR]--
<GMO GROUP> Global Media Online  www.gmo.jp