セキュリティホール memo

Last modified: Fri Nov 6 17:38:47 2026 +0900 (JST)


Security Watch さんが店じまいされてしまったので、 個人で追いかけてみるテストです。 備忘録として書いておくつもりなので、 Security Watch さんのような詳細なものではありません。 基本的なターゲットは UNIX、Windows、Mac OS (priority 順) とします。 また、このページの内容はどのページにも増して無保証であることを宣言しておきます。全ての情報が集まっているわけもありません。

ここに載せる情報については、可能な限り 1 次情報源へのリンクを作成しておきます。 各自で 1 次情報源の内容を確認してください。 このページの内容をくれぐれも鵜飲みにしないように。 間違いを発見された方、記載されていない情報をご存知の方、ぜひおしえてください。よろしくお願いいたします。

このページの情報を利用される前に、注意書きをお読みください。


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[SCAN Security Wire NP Prize 2001]

「Scan Security Wire」 主催の SCAN Security Wire NP Prize 2001 を受賞しました。

 

「ネットランナー」の ベスト・オブ・常習者サイト 2003 で金賞を、ベスト・オブ・常習者サイト 2004 で銀賞を受賞しました。


復刊リクエスト受付中:

ジェイムズ.F.ダニガン「 新・戦争のテクノロジー」(現在58票)
中山信弘「ソフトウェアの法的保護」 (現在112票) (オンデマンド購入可)
陸井三郎訳・編「ベトナム帰還兵の証言」 (現在109票)
林克明「カフカスの小さな国 チェチェン独立運動始末」 (現在175票)
田中徳祐「我ら降伏せず−サイパン玉砕戦の狂気と真実」 (復刊決定)

RSS に対応してみました。 小ネタは含まれていません。「政治ねたウゼェ」という人は RSS ベースで読むと幸せになれるでしょう (ウザくない人は こっちの RSS がよいかもしれません)。 RSS 1.0 ですので、あくまで RDF Site Summary です。 G現在は Really Simple Syndication には対応していません。
今すぐ Really Simple Syndication がほしい人は、のいんさんによる Web サイトの RSS を勝手に出力するプロジェクト ……のものがうまくいっていないようなので、 セキュmemoのRSS生成 をご利用ください。Tamo さん情報ありがとうございます。

実用 SSH 第2版: セキュアシェル徹底活用ガイド

■ 2026.11.06

■ いろいろ (2026.11.06)
(various)

Go

zlib

■ Announce: Portable OpenSSH 10.6p2 released
(oss-sec ML, 2026.11.05)

 Portable OpenSSH 10.6p2 公開。 Alpine Linux など musl libc と組み合わせた場合に発生する重大な欠陥が修正されている。

sshd(8): avoid password authentication bypass that is exploitable through sshd(8) that affects some Linux systems when built and run with PAM support disabled. We consider the root cause of this bug to be outside sshd, but it is exploitable via sshd and can be avoided there.

 関連:

 あと、crypt(3) の失敗時の挙動って、実はいろいろなんですね。 知らんかった。


■ 2026.11.05

■ 追記

直近で相次いでいる国内組織における不正アクセスに関する注意喚起 (2026.10.08)

 相次ぐWEBシステムからの情報漏洩事案について(第2報) (マクニカ セキュリティ研究センター, 2026.11.03)

■実行犯はどのようなグループか

筆者が思い描くのは、国家を背景とするAPT(標的型攻撃)グループやランサムウェアなどで長年活動してきたプロのサイバー攻撃者ではなく、ここ数年で新規参入した「野良のサイバー犯罪者」です。単独犯や不特定多数のグループではなく、手法や狙う対象が微妙に異なる、限定的な数の複数クラスタが存在するように感じています。

Linux Kernelの脆弱性(Critical: CVE-2026-98432) (2026.11.04)

 関連:

  • AlmaLinux: CVE-2026-98432: Patched kernels released 。更新版公開済。

  • Debian GNU/Linux: CVE-2026-98432。更新版公開済。

  • RHEL: CVE-2026-98432。更新版公開済。

  • Raspberry Pi OS: CVE-2026-98432 (forums.raspberrypi.com)。 rpi-update を使うと対応カーネルを入手できる。 apt からはまだ入手できない。手元のラズパイ3 (Debian GNU/Linux 13 (trixie)) で rpi-update してみた結果:

    $ uname -a
    Linux usbcheck1 6.18.59-v8+ #2015 SMP PREEMPT Mon Oct 26 19:25:04 GMT 2026 aarch64 GNU/Linux

    rpi-update、 ラズパイ4 Debian 12 (bookworm) で実行しても 6.18.59-v8+ が降ってきますね。 実施前は 6.12.109+rpt-rpi-v8+ でした。

  • Rocky Linux: 更新版公開済。

  • SUSE: CVE-2026-98432。更新版公開済。

  • Ubuntu: Fixes available in -proposed pocket for CVE-2026-98432。 一般公開はまだ。-proposed ポケットに対応版が用意されている。

■ いろいろ (2026.11.05)
(various)

psqlodbc

pgAdmin

CGI for perl

apt

libexpat

Android

Ruby on Rails


■ 2026.11.04

■ 追記

ハッカーがサイバー攻撃でスーパーの冷蔵庫を50℃まで加熱 (2026.10.14)

 同様事例が欧州各地で発生。

■ Linux Kernelの脆弱性(Critical: CVE-2026-98432)
(SIOS, 2026.11.04更新)

 例のやつの件ですが、問題はこれ:

緩和策に対する誤解(Ubuntuのブログより)

下記の「パケットフィルタ系の緩和策」は一部の攻撃にしか効かない(Anthropicsの出した情報のMPTCPに着目した攻撃にしか効かない)とUbuntuが出しています。

Anthropicsの発表が誤解を産んでいたそうで、今回の脆弱性の悪用にはMPTCPの使用は関係なく、パケットを叩き落とすのでは対策にならない模様です。現在のところ、Kernelの更新かLivePatchが一番確実です。

Ubuntuの発表はこちらになります。以下、機械翻訳です。

「MPTCPを無効にする対策が様々な情報源から推奨されていますが、CVE修正はMPTCPに特化したものではないことにご注意ください。これらの推奨事項は、Anthropicが生成した未公開のエクスプロイトがMPTCPを使用していると説明されているという事実のみに基づいています。他に生成または公開されたエクスプロイトは知られていません。」

 こちら: Fixes available in -proposed pocket for CVE-2026-98432 (ubuntu, 2026.11.02)

Impact of CVE-2026-98432

The vulnerability affects the IPv4 TCP connection handling in the Linux kernel and can lead to remote code execution. The yet-unreleased exploit generated by Anthropic is described as using Multipath TCP (MPTCP), although the vulnerability is not specific to MPTCP. At the time of writing, no other exploit is known to have been generated or published.

(中略)

Mitigations for CVE-2026-98432

Mitigations that disable multipath TCP (MPTCP) are being recommended by various sources, but please note that the CVE fix is not specific to MPTCP. The recommendations are based exclusively on the fact that the yet-unreleased exploit generated by Anthropic is described as using MPTCP; no other exploit is known to have been generated or published. The Ubuntu Security Team believes that security updates are the only appropriate mitigation. For Ubuntu 22.04 LTS and newer, these are currently in qualification testing and available in the -proposed pocket, as mentioned above.

 Ubuntu では -proposed に新カーネルが用意されたそうで、 利用方法も Fixes available in -proposed pocket for CVE-2026-98432 に記載されている。 示されているコマンドラインは手元では若干うまく動かない部分があったが、まあ考えれば理解できる。

 (他のディストリについて追記予定)

2026.11.05 追記:

 関連:

■ Chrome 157 が stable に
(Google, 2026.11.03)

 出ました。

■ Firefox 159.0.1、Firefox for Android 159.0.1 がリリースされた
(Mozilla, 2026.11.03)

 2026.10.27 付で Firefox 159.0 / ESR 153.6.0 / ESR 115.44.0、 Firefox for Android 159、 Thunderbird 159.0 / 153.6.0esr が公開されました。

 2026.11.03 付で Firefox 159.0.1、Firefox for Android 159.0.1 が公開されました。

■ 「WordPress」更新機能のRCE脆弱性 - 悪用に米当局が注意喚起
(Security NEXT, 2026.11.04)

 2026.10.28 に公開された WordPress 7.1.4 および 7.0.8 / 6.9.11 / 6.8.12 / 6.7.11 / 6.6.11 / 6.5.14 / 6.4.14 / 6.3.14 / 6.2.15 / 6.1.16 / 6.0.18 / 5.9.20 / 5.8.19 / 5.7.21 / 5.6.23 / 5.5.24 / 5.4.25 / 5.3.27 / 5.2.30 / 5.1.28 / 5.0.31 / 4.9.35 / 4.8.34 / 4.7.39 において修正されている「WordPress のアップグレード処理における脆弱性で、アップグレードの実行中にリモートコード実行につながるおそれがある問題 (Umut Bayram が報告)」 CVE-2026-119977 が KEV カタログに掲載されたそうで。 WordPress をご利用の方は、各自の WordPress が上記バージョンにアップデートされていることをご確認ください。なっていなければ、すぐに手動アップデートを実施してください。


■ 2026.11.03

■ DMARCを通過するフィッシングメールの落とし穴:DKIMリプレイ攻撃の仕組みと企業が取るべき対策
(proofpoint, 2026.10.18)

 DKIM 署名の対象フィールドが少なすぎたために改ざんを検出できず、リプレイ攻撃 (なりすまし) を招いた話。 どうやら From: のみだった模様。

 回避方法としては、DKIM 署名の対象フィールドを増やす。 RFC6376 Section 5.4.1 ではこのように書かれているそうで。

Common examples of fields with addresses and fields with textual content related to the body are:

 必須とされているのは From: だけだが他にもいろいろ加えるのが望ましいと。 また

加えて、必要に応じて、ヘッダーの不正な追加を防ぐオーバーサイニングも検討してください。とくにSubjectやContent-Typeを署名対象に含めることは、今回のようなメールの改変を伴うリプレイ攻撃に有効です。

 oversigning を行うと、ヘッダの追加 (ニセ From: を追加するなど) を検出できるようになるようだ。試しに手元の OpenDKIM で OversignHeaders From を指定してみたら、 DKIM-Signature: (中略) h=From:To:Subject:Date:From; のようになった。

 他に挙げられているのは:

2.外部メール配信サービスのDKIM設定を確認する
3.DMARCレポートを継続的に監視する
4.DKIM鍵の管理と署名の有効期間を適切に設定する

 確かに、鍵管理はついつい忘れそうだなあ。 署名の有効期間は、OpenDKIM では SignatureTTL ですか。ドコモさんは、署名の有効期間が切れるのを待っているのかな。

 あと、こんな話も:

 関連:

■ 追記

いろいろ (2026.10.28) データ圧縮アルゴリズム Brotli


■ 2026.11.02


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