セキュリティホール memo - 2015.07

Last modified: Sat Aug 22 22:53:15 2015 +0900 (JST)


 このページの情報を利用される前に、注意書きをお読みください。


2015.07.31

追記

緊急)BIND 9.xの脆弱性(DNSサービスの停止)について(2015年7月29日公開) - フルリゾルバー(キャッシュDNSサーバー)/権威DNSサーバーの双方が対象、バージョンアップを強く推奨 -

 攻撃事例が確認されています。


2015.07.30


2015.07.29

緊急)BIND 9.xの脆弱性(DNSサービスの停止)について(2015年7月29日公開) - フルリゾルバー(キャッシュDNSサーバー)/権威DNSサーバーの双方が対象、バージョンアップを強く推奨 -
(JPRS, 2015.07.29)

 BIND 9.1.0 以降の 9.x に欠陥。TKEY リソースレコードの扱いに欠陥があり、攻略クエリを送ると named が crash する。CVE-2015-5477

 キャッシュ DNS サーバー、権威 DNS サーバーどちらにも影響する。また TKEY の機能を使用していない場合でも影響を受ける。回避方法はない。

 BIND 9.10.2-P3、9.9.7-P2 で修正されている。関連:

2015.07.31 追記:

 攻撃事例が確認されています。

2015.08.10 追記:

 BINDに存在するサービス拒否の脆弱性、Windows2000互換コードに原因 (トレンドマイクロ セキュリティ blog, 2015.08.10)

2015.08.19 追記:

 About the security content of OS X Server v4.1.5 (Apple, 2015.08.14)。OS X Yosemite v10.10.5 用。ようやく修正。


2015.07.28

Androidの95%に遠隔乗っ取りの脆弱性。MMSメール着信だけで盗聴や情報漏洩も
(engadget, 2015.07.28)

 Android 2.2 Froyo 以降に欠陥。メディアプレイヤーフレームワーク Stagefright に欠陥があり、攻略メディアファイルによって任意のコードが実行される。 CVE-2015-1538 CVE-2015-1539 CVE-2015-3824 CVE-2015-3826 CVE-2015-3827 CVE-2015-3828 CVE-2015-3829

 攻略事例として、「Android 5.1.1 Lollipop において、MMS 経由で攻略メディアファイルを送られると任意のコードが実行される」例が示されている。この事例では、ユーザの介在がなくても任意のコードが実行されてしまうという。

 詳細は、 Black Hat USA (2015.08.05) と DEF CON 23 (2015.08.07) で公開される予定。 関連:

2015.08.04 追記:

 関連:

2015.08.06 追記:

 関連:

2015.08.10 追記:

 関連:

追記

WordPress 4.2.3 Security and Maintenance Release (2015.07.25)

 WordPress 4.2.3 日本語版出ました: WordPress 4.2.3 セキュリティとメンテナンスのリリース (WordPress, 2015.07.28)


2015.07.27


2015.07.26

追記

Alert (ICS-ALERT-15-203-01) FTC Uconnect Vulnerability (2015.07.23)


2015.07.25

OS X 10.10.4までに存在するroot権限昇格の脆弱性を使用してYosemiteを「rm -rf /」してみた。
(Apple ちゃんねる, 2015.07.23)

 OS X 10.10.x に、local user であれば誰でも簡単に root 権限を取得できる欠陥。 実例つき。手元の OS X 10.10.4 でも確認できました。

 対抗策: OS X Yosemiteに存在するDYLD_PRINT_TO_FILEの権限昇格脆弱性を抑える「SUIDGuard」カーネル拡張を使ってみた。 (Apple ちゃんねる, 2015.07.23)

WordPress 4.2.3 Security and Maintenance Release
(WordPress, 2015.07.23)

 WordPress 4.2.2 以前には XSS 欠陥があり、投稿者 (contributor)あるいは作成者 (author)権限を持つユーザーがサイト全体を改変できる。

 WordPress 4.2.3 で修正されている。日本語版はまだ。

2015.07.28 追記:

 WordPress 4.2.3 日本語版出ました: WordPress 4.2.3 セキュリティとメンテナンスのリリース (WordPress, 2015.07.28)


2015.07.24


2015.07.23

Alert (ICS-ALERT-15-203-01) FTC Uconnect Vulnerability
(ICS-CERT, 2015.07.22)

 Fiat Chrysler Automobiles (FCA) の車載システム Uconnect に欠陥があり、リモートからのエアコン操作やクラクション操作、ワイパー操作、ブレーキ操作やエンジン操作、果ては制限はあるもののハンドル操作までが可能。この件:

 ソフトウェアアップデートが用意されている。

2015.07.26 追記:

 関連:

2015.08.10 追記:

 関連:

2015.08.20 追記:

 関連:

追記

APSA15-04 - Security Advisory for Adobe Flash Player (2015.07.13)

 各地で悪用されているようです。


2015.07.22

FreeBSD-SA-15:13.tcp - Resource exhaustion due to sessions stuck in LAST_ACK state
(FreeBSD, 2015.07.21)

 FreeBSD 8〜10 に欠陥。 TCP コネクションが特定の状況で LAST_ACK 状態に入ると、処理されずに永遠に溜まってしまうみたい。これを悪用することで、サーバーに対する DoS 攻撃が可能。 CVE-2015-5358

 回避策はない。FreeBSD 8.4-RELEASE-p34、9.3-RELEASE-p20、10.1-RELEASE-p15 で対応されている。また軽減策として、tcpdrop (8) を使用したスクリプトが紹介されている。

Chrome Stable Channel Update
(Google, 2015.07.21)

 Chrome 44.0.2403.89 公開。43 件のセキュリティ修正を含む。


2015.07.21

短時間でcookie解読、RC4暗号通信を破る新手法
(ITmedia, 2015.07.17)

 NOMORE 攻撃だそうです。 従来手法よりも 2 桁速い模様。

PGP暗号鍵の盗み方(Wi-Fi+SD+ピタ)
(キヤノン IT ソリューションズ, 2015.07.17)

 Stealing Keys from PCs using a Radio: Cheap Electromagnetic Attacks on Windowed Exponentiation (Tel Aviv University)、CVE-2014-3591 の件。GnuPG 1.4.19Libgcrypt 1.6.3 で修正されている。

追記

2015 年 7 月のマイクロソフト セキュリティ情報の概要 (2015.07.15)

 MS15-078 (更新プログラム 3079904) が定例外で公開されました。 Windows Server 2003 用の更新プログラムは用意されていません。 でも WEPOS および POSReady 2009 用はありますね。あらあら、うふふ。

MS15-078 - 緊急: Microsoft フォント ドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される (3079904)

 Windows Vista、Server 2008、7、Server 2008 R2、8 / 8.1、Server 2012 / 2012 R2、RT / RT 8.1 に欠陥。 Windows Adobe Type Manager Library (ATMFD.dll) に欠陥があり、攻略ファイルや攻略 web ページを閲覧すると、任意のコードが実行され、管理者権限を取得できる。 CVE-2015-2426。 Exploitability Index: 1

 あと、MS15-077 と MS15-065 に追記しました。

「Hacking Team」の漏えい事例で確認された脆弱性:Open Typeフォントマネージャの脆弱性の検証 (2015.07.09)


2015.07.20

追記

韓国の情報機関がハッカー企業からスパイウェア購入 流出資料から判明 (2015.07.16)

諜報機関向けスパイウェア企業、ハッキングされ日本政府とのメールが流出・ウィキリークスに掲載 海自隊員、防衛省技術研究本部の個人情報と、公安調査庁の情報が漏洩
(エコーニュース, 2015.07.15)

 Hacking Team の件、日本の状況。


2015.07.17

いろいろ (2015.07.17)
(various)

Apache Groovy


2015.07.16

韓国の情報機関がハッカー企業からスパイウェア購入 流出資料から判明
(ハフィントンポスト, 2015.07.15)

 Hacking Team の件。韓国・国家情報院は Hacking Team のツールを使って、カカオトークやスマートフォンをスパイしていたようで。関連:

2015.07.20 追記:

 関連:

2015.08.22 追記:

 関連:

追記

APSA15-04 - Security Advisory for Adobe Flash Player (2015.07.13)

 Windows 8 / 8.1 などの IE 10 / 11 用もようやく来たようです。


2015.07.15

APSB15-15 - Security Updates Available for Adobe Acrobat and Reader
(Adobe, 2015.07.14)

 Acrobat Reader / Acrobat DC、Adobe Reader / Acrobat X / XI に 46 件の欠陥 CVE-2014-0566 CVE-2014-8450 CVE-2015-3095 CVE-2015-4435 CVE-2015-4438 CVE-2015-4441 CVE-2015-4443 CVE-2015-4444 CVE-2015-4445 CVE-2015-4446 CVE-2015-4447 CVE-2015-4448 CVE-2015-4449 CVE-2015-4450 CVE-2015-4451 CVE-2015-4452 CVE-2015-5085 CVE-2015-5086 CVE-2015-5087 CVE-2015-5088 CVE-2015-5089 CVE-2015-5090 CVE-2015-5091 CVE-2015-5092 CVE-2015-5093 CVE-2015-5094 CVE-2015-5095 CVE-2015-5096 CVE-2015-5097 CVE-2015-5098 CVE-2015-5099 CVE-2015-5100 CVE-2015-5101 CVE-2015-5102 CVE-2015-5103 CVE-2015-5104 CVE-2015-5105 CVE-2015-5106 CVE-2015-5107 CVE-2015-5108 CVE-2015-5109 CVE-2015-5110 CVE-2015-5111 CVE-2015-5113 CVE-2015-5114 CVE-2015-5115

 次のバージョンで修正されている。Priority rating: 2

 Adobe Reader X の EOL っていつだろうと思ったら、End of core support: 11/18/2015 だった。Acrobat X も同じ

APSB15-17 - Security update available for Adobe Shockwave Player
(Adobe, 2015.07.14)

 Shockwave Player 12.1.8.158 以前に、任意のコードの実行を招く 2 件の欠陥。 CVE-2015-5120 CVE-2015-5121

 Shockwave Player 12.1.9.159 で修正されている。Priority rating: 1

Oracle Critical Patch Update Advisory - July 2015
(Oracle, 2015.07.14)

 Oracle 四半期定例更新。

プロダクト 新規欠陥修正数 内、リモートから無認証で攻略できる欠陥数
Oracle Database Server 10 2
Oracle Fusion Middleware 39 36
Oracle Hyperion 4 1
Oracle Enterprise Manager Grid Control 3 2
Oracle E-Business Suite 13 5
Oracle Supply Chain Products Suite 7 1
Oracle PeopleSoft Products 8 4
Oracle Siebel CRM 5 3
Oracle Commerce Platform 2 2
Oracle Communications Applications 2 2
Oracle Java SE 25 23
Oracle Sun Systems Products Suite 21 10
Oracle Virtualization 11 8
Oracle MySQL 18 0
Oracle Berkeley DB 25 0

 Java SE 8 Update 51 の件:

2015 年 7 月のマイクロソフト セキュリティ情報の概要
(Microsoft, 2015.07.15)

 Windows Server 2003 の更新は、今回で終了です。

MS15-058 - 重要: SQL Server の脆弱性により、リモートでコードが実行される (3065718)

 SQL Server 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2014 に 3 つの欠陥。

CVE 内容 Exploitability Index
CVE-2015-1761 SQL Server 特権の昇格の脆弱性 2
CVE-2015-1762 SQL Server のリモートでコードが実行される脆弱性 3
CVE-2015-1763 SQL Server のリモートでコードが実行される脆弱性 3

MS15-065 – 緊急: Internet Explorer 用のセキュリティ更新プログラム (3076321)

MS15-066 - 緊急: VBScript スクリプト エンジンの脆弱性により、リモートでコードが実行される (3072604)

 Windows Server 2003、Vista、Server 2008 に欠陥。 VBScript エンジンに欠陥があり、攻略 Web サイトを閲覧すると任意のコードが実行される。CVE-2015-2372。Exploitability Index: 1

MS15-067 - 緊急: RDP の脆弱性により、リモートでコードが実行される (3073094)

 Windows 7、8、Server 2012 に欠陥。RDP サーバー サービスに欠陥があり、 攻略パケットによって remote から任意のコードを実行できる。 CVE-2015-2373。Exploitability Index: 3

MS15-068 - 緊急: Windows Hyper-V の脆弱性により、リモートでコードが実行される (3072000)

 Server 2008、Server 2008 R2、8 / 8.1、Server 2012 / 2012 R2 に 2 件の欠陥。 Hyper-V ゲスト VM 上での認証済み特権ユーザーが、ホスト側で任意のコードを実行できる。

CVE 内容 Exploitability Index
CVE-2015-2361 Hyper-V のバッファー オーバーフローの脆弱性 2
CVE-2015-2362 Hyper-V のシステム データ構造の脆弱性 2

MS15-069 - 重要: Windows の脆弱性により、リモートでコードが実行される (3072631)

 Windows Server 2003、Vista、Server 2008、7、Server 2008 R2、8 / 8.1、Server 2012 / 2012 R2、RT / RT 8.1 に 2 つの欠陥。

CVE 内容 Exploitability Index
CVE-2015-2368 Windows DLL のリモートでコードが実行される脆弱性 1
CVE-2015-2369 DLL 植え付けのリモートでコードが実行される脆弱性 2

MS15-070 – 重要: Microsoft Office の脆弱性により、リモートでコードが実行される (3072620)

 (Excel | PowerPoint | Word) 2007 / 2010 / 2013 / 2013 RT、 Office 2010、Excel for Mac 2011、Excel Viewer、Microsoft Office 互換機能パック、Microsoft Word Viewer、 SharePoint Server 2007 / 2010 / 2013 上の Excel Services に 8 件の欠陥。 大半はメモリ破損をまねく欠陥。

CVE 内容 Exploitability Index
CVE-2015-2375 Microsoft Excel ASLR バイパスの脆弱性 2
CVE-2015-2376 Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性 1
CVE-2015-2377 Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性 1
CVE-2015-2378 Microsoft Excel DLL のリモートでコードが実行される脆弱性 2
CVE-2015-2379 Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性 1
CVE-2015-2380 Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性 1
CVE-2015-2415 Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性 2
CVE-2015-2424 Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性 0 (0-day)

MS15-071 - 重要: Netlogon の脆弱性により、特権が昇格される (3068457)

 Windows Server 2003、Server 2008、Server 2008 R2、Server 2012 / 2012 R2 に欠陥。Netlogon が「セキュリティで保護されたチャネル」を確立する方法に欠陥があり、攻撃者が BDC として PDC に接続し、情報を取得できてしまう。 CVE-2015-2374。Exploitability Index: 3

MS15-072 - 重要: Windows Graphics コンポーネントの脆弱性により、特権が昇格される (3069392)

 Windows Server 2003、Vista、Server 2008、7、Server 2008 R2、8 / 8.1、Server 2012 / 2012 R2、RT / RT 8.1 に欠陥。Graphics コンポーネントのビットマップ変換処理に欠陥があり、local user による権限上昇が可能。 CVE-2015-2364。 Exploitability Index: 1

MS15-073 - 重要: Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される (3070102)

 Windows Server 2003、Vista、Server 2008、7、Server 2008 R2、8 / 8.1、Server 2012 / 2012 R2、RT / RT 8.1 に 6 件の欠陥。Windows カーネルモード ドライバーに 6 件の欠陥があり、local user による権限上昇が可能。

CVE ASLR などのセキュリティ機能を回避できる可能性 Exploitability Index
CVE-2015-2363 × 1
CVE-2015-2365 × 1
CVE-2015-2366 × 2
CVE-2015-2367 × 2
CVE-2015-2381 2
CVE-2015-2382 2

MS15-074 - 重要: Windows Installer サービスの脆弱性により、特権が昇格される (3072630)

 Windows Server 2003、Vista、Server 2008、7、Server 2008 R2、8 / 8.1、Server 2012 / 2012 R2、RT / RT 8.1 に欠陥。Windows インストーラー サービスに欠陥があり、local user による権限上昇が可能。 CVE-2015-2371。Exploitability Index: 1

MS15-075 - 重要: OLE の脆弱性により、特権が昇格される (3072633)

 Windows Server 2003、Vista、Server 2008、7、Server 2008 R2、8 / 8.1、Server 2012 / 2012 R2、RT / RT 8.1 に 2 件の欠陥。OLE に欠陥があり、権限上昇が可能。 CVE-2015-2416 CVE-2015-2417。Exploitability Index: どちらも 1

MS15-076 - 重要: Windows リモート プロシージャ コールの脆弱性により、特権が昇格される (3067505)

 Windows Server 2003、Vista、Server 2008、7、Server 2008 R2、8 / 8.1、Server 2012 / 2012 R2、RT / RT 8.1 に欠陥。Microsoft リモート プロシージャ コール (RPC) に欠陥があり、local user による権限上昇が可能。 CVE-2015-2370。Exploitability Index: 2

MS15-077 - 重要: ATM フォント ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される (3077657)

 Windows Server 2003、Vista、Server 2008、7、Server 2008 R2、8 / 8.1、Server 2012 / 2012 R2、RT / RT 8.1 に欠陥。Adobe Type Manager フォント ドライバー (ATMFD.dll) に欠陥があり、local user による権限上昇が可能。 CVE-2015-2387。Exploitability Index: 0 (0-day)

 2015.07.21 追記 「Hacking Team」の漏えい事例で確認された脆弱性:Open Typeフォントマネージャの脆弱性の検証の件です。

2015.07.21 追記:

 MS15-078 (更新プログラム 3079904) が定例外で公開されました。 Windows Server 2003 用の更新プログラムは用意されていません。 でも WEPOS および POSReady 2009 用はありますね。あらあら、うふふ。

MS15-078 - 緊急: Microsoft フォント ドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される (3079904)

 Windows Vista、Server 2008、7、Server 2008 R2、8 / 8.1、Server 2012 / 2012 R2、RT / RT 8.1 に欠陥。 Windows Adobe Type Manager Library (ATMFD.dll) に欠陥があり、攻略ファイルや攻略 web ページを閲覧すると、任意のコードが実行され、管理者権限を取得できる。 CVE-2015-2426。 Exploitability Index: 1

 あと、MS15-077 と MS15-065 に追記しました。

追記

APSA15-04 - Security Advisory for Adobe Flash Player (2015.07.13)

 APSB15-18 - Security updates available for Adobe Flash Player (Adobe, 2015.07.14) 出ました (APSB15-17 じゃなかった)。 CVE-2015-5122 CVE-2015-5123 が修正されています。Chrome 内蔵も来ています。Windows 8 / 8.1 などの IE 10 / 11 用はまだ来てない? (Security Advisory 2755801 が改訂されてない)


2015.07.14

追記

APSA15-04 - Security Advisory for Adobe Flash Player (2015.07.13)

 Flash Player 18.0.0.209、13.0.0.305 が公開されました。 http://www.adobe.com/go/getflashplayer/ などから入手できます。

  • APSB15-17 はまだ公開されていないようです。

  • Chrome 内蔵、Windows 8 / 8.1 など用 (Windows Update 経由) もまだ流れていないようです。

Cisco 社製セキュリティアプライアンスソフトウェアの 脆弱性に関する注意喚起
(JPCERT/CC, 2015.07.14)

 Cisco ASA の、DoS 攻撃を受ける欠陥 CVE-2014-3383 を突く攻撃が複数確認されているそうです。


2015.07.13

APSA15-04 - Security Advisory for Adobe Flash Player
(Adobe, 2015.07.10)

 Flash Player に新たな 2 件の 0-day 欠陥 CVE-2015-5122 CVE-2015-5123 を確認。2015.07.12 の週に修正される予定。

 関連:

2015.07.14 追記:

 Flash Player 18.0.0.209、13.0.0.305 が公開されました。 http://www.adobe.com/go/getflashplayer/ などから入手できます。

2015.07.15 追記:

 APSB15-18 - Security updates available for Adobe Flash Player (Adobe, 2015.07.14) 出ました (APSB15-17 じゃなかった)。 CVE-2015-5122 CVE-2015-5123 が修正されています。Chrome 内蔵も来ています。Windows 8 / 8.1 などの IE 10 / 11 用はまだ来てない? (Security Advisory 2755801 が改訂されてない)

2015.07.16 追記:

 Windows 8 / 8.1 などの IE 10 / 11 用もようやく来たようです。

2015.07.23 追記:

 各地で悪用されているようです。

OpenSSL Security Advisory [9 Jul 2015] Alternative chains certificate forgery (CVE-2015-1793)
(OpenSSL, 2015.07.09)

 OpenSSL 1.0.1n〜1.0.1o、1.0.2b〜1.0.2c に欠陥。証明書チェーンの検証過程に欠陥があり、信頼できない証明書を見逃してしまう。OpenSSL 0.9.8 / 1.0.0 系にはこの欠陥はない。

 OpenSSL 1.0.1p、1.0.2d で修正されている。


2015.07.09

いろいろ (2015.07.09)
(various)

Apache Directory

Xen

HAProxy

libidn

Django

「Hacking Team」の漏えい事例で確認された脆弱性:Open Typeフォントマネージャの脆弱性の検証
(トレンドマイクロ セキュリティ blog, 2015.07.08)

 Hacking Team 事件では、Flash Player の 0-day 欠陥 + Windows の 0-day 欠陥が攻略されていたそうで。

この脆弱性は、Adobe が提供している Open Type フォント管理モジュール ”ATMFD.dll” に存在します。このモジュールはカーネルモードで実行され、攻撃者は脆弱性を利用して権限昇格し、サンドボックス機能を備えるセキュリティ対策製品を回避します。

 修正予定時期は不明。

2015.07.21 追記:

 MS15-077 - 重要: ATM フォント ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される (3077657) で修正されています。

2015.08.20 追記:

 「Hacking Team」の情報漏えい事例:新たなWindowsのゼロデイ脆弱性を確認、定例外セキュリティ情報ですでに修正済み (トレンドマイクロ セキュリティ blog, 2015.07.22)

追記

伊企業「Hacking Team」の情報漏えい、Flash Playerに存在する未修正の不具合を確認 (2015.07.08)

 Flash Player 修正版出ました。昨日の Chrome の内蔵 Flash Player の更新は、やっぱりこの件を含む修正だった模様です。

 あと、CVE-2015-5119 は Hacking Team 事件の前から使われていたことが判明したそうです。


2015.07.08

(緊急)BIND 9.xの脆弱性(DNSサービスの停止)について(2015年7月8日公開) - DNSSEC検証が有効に設定されている場合のみ対象、バージョンアップを強く推奨 -
(JPRS, 2015.07.)

 BIND 9.7.1 以降の DNSSEC 検証処理に欠陥、攻略ゾーンデータを含むゾーンについて名前解決を行うと、キャッシュ DNS サーバーとして動作している named がクラッシュする。DNSSEC 検証機能を無効にすることで回避できる。 CVE-2015-4620

 BIND 9.10.2-P2、9.9.7-P1 で修正されている。

追記

いろいろ (2015.04.24) PowerDNS

いろいろ (2015.07.08)
(various)

Node.js、io.js

伊企業「Hacking Team」の情報漏えい、Flash Playerに存在する未修正の不具合を確認
(トレンドマイクロ セキュリティ blog, 2015.07.07)

 監視ツール開発・販売企業 Hacking Team がハクられた件、

 Flash 0-day が使われた模様です。

 さっそく Metasploit に入り、複数の exploit kit にも実装された模様です。

 Adobe は、7/8 (日本時間 7/9) に Flash Player 更新版を公開する予定です。

 Chrome の Stable Channel Update で 43.0.2357.132 が公開されているのですが、これには Flash Player 18.0.0.203 が含まれています。これで直っているのかどうかは、現時点では不明です。

 あと、緩和策として EMET の利用は有効なようです。

2015.07.09 追記:

 Flash Player 修正版出ました。昨日の Chrome の内蔵 Flash Player の更新は、やっぱりこの件を含む修正だった模様です。

 あと、CVE-2015-5119 は Hacking Team 事件の前から使われていたことが判明したそうです。

2015.08.20 追記:

 関連:

OpenSSH 6.9 Release Notes
(OpenSSH, 2015.06.30)

 OpenSSH 6.9 が公開されています。

ssh(1): when forwarding X11 connections with ForwardX11Trusted=no, connections made after ForwardX11Timeout expired could be permitted and no longer subject to XSECURITY restrictions because of an ineffective timeout check in ssh(1) coupled with "fail open" behaviour in the X11 server when clients attempted connections with expired credentials. This problem was reported by Jann Horn.

 CVE-2015-5352 が割りあてられたそうです。

[openssl-announce] Forthcoming OpenSSL releases
(OpenSSL, 2015.07.06)

 "high" severity な修正が含まれる OpenSSL 1.0.2d、1.0.1p が 2015.07.09 に公開される予定だそうです。1.0.0 / 0.9.8 系には影響しないそうです。


2015.07.07


2015.07.06

いろいろ (2015.07.06)
(various)

Amazon Fire

Mozilla、「Firefox 39」を正式公開
(窓の杜, 2015.07.06)

 Firefox 39.0 / ESR 38.1.0 / ESR 31.8.0 公開。

 ESR 31 系列は今回で終了。ESR 38 系列に移行しませう。

 Thunderbird 38.1 もまもなく公開されると思われ。


2015.07.03


2015.07.02

いやー、家計簿アプリ業界、そのうち絶対にヒドい事件がおきると予想します
(ツイナビ, 2015.06.30)

 実際問題、こうしないと情報を自動取得できないということなのだろうが、これはなあ……。

 関連:

 とりあえず、Zaim は、アドレスバーが緑色になる証明書を使うべきだと思う。


2015.07.01

いろいろ (2015.07.01)
(various)

Cisco 仮想アプライアンス

Linux-PAM

django CMS

  • 3.1.1 / 3.0.14 Release (django CMS, 2015.06.27)。「Fixed an issue where privileged users could be tricked into performing certain actions without their knowledge via a CSRF vulnerability.」

PCRE

追記

APSB15-14 - Security updates available for Adobe Flash Player (2015.06.24)

Samsung Galaxyに深刻な脆弱性、6億台に影響か (2015.06.17)

 JVNVU#94598171: Samsung Galaxy S にプリインストールされた Swiftkey が言語パックのアップデートを正しく検証しない脆弱性 (JVN) が 2015.06.30 付で改訂された。

国内携帯大手 3社によると、3社で販売している日本国内向けのこれらの製品は、本脆弱性の影響を受けないとのことです。

Apple いろいろ
(Apple, 2015.06.30)

 いろいろ出てます。

About the security content of iOS 8.4

 33 件のセキュリティ欠陥を修正。

About the security content of OS X Yosemite v10.10.4 and Security Update 2015-005

 77 件のセキュリティ欠陥を修正。

About the security content of Mac EFI Security Update 2015-001

 OS X Mountain Lion v10.8.5, OS X Mavericks v10.9.5 用。 以下のセキュリティ欠陥を修正。

 同じ内容が、About the security content of OS X Yosemite v10.10.4 and Security Update 2015-005 にも含まれている。

About the security content of Safari 8.0.7, Safari 7.1.7, and Safari 6.2.7

 4 件のセキュリティ欠陥を修正。

About the security content of iTunes 12.2

 Windows 7 / 8 用 iTunes 12.2 において、39 件のセキュリティ欠陥を修正。

About the security content of QuickTime 7.7.7

 Windows 7 / Vista 用 QuickTime 7.7.7 において、9 件のセキュリティ欠陥を修正。

書籍『Webアプリケーションセキュリティ対策入門』のCSRF脆弱性
(徳丸浩の日記, 2015.06.30)

 書籍の著者さんが脆弱性と認識していないようなので、修正されなさそう?

 ……修正出てました: 徳丸さんのブログに対するコメント (yohgaki's blog, 2015.06.30)


[セキュリティホール memo]
[私について]