セキュリティホール memo - 2012.01

Last modified: Mon Dec 23 00:00:10 2013 +0900 (JST)


 このページの情報を利用される前に、注意書きをお読みください。


2012.01.31

追記

いろいろ (2012.01.17)

 CVE-2012-0207 LinuxカーネルのIGMP処理における脆弱性について (IIJ SECT, 2012.01.31)。CVE-2012-0207 の件、CentOS 5.[5-7], 6.[0-2] での検証結果と回避方法が詳述されている。 CentOS 5.7 / 6.[12] で影響ありだそうで。

マルチキャストの処理に起因する脆弱性ですが、ユニキャストによる攻撃も可能であり、ローカルネットワーク以外からも攻撃が成立します。

2012.01.30


2012.01.29

いろいろ (2012.01.29)
(various)

2012.02.02 追記:

  Apache HTTP Server 2.2.22 Released (Apache, 2012.01.31)。正式版出ましたので、みなさん更新しませう。


2012.01.28

追記

Oracleが定例アップデートを公開、78件の脆弱性に対処

FreeBSD Security Advisories SA-11:06〜10

 telnetd 関連:

Microsoft 2012 年 1 月のセキュリティ情報


2012.01.27

シマンテック、「pcAnywhere」の無効化を呼びかけ
(CNET, 2012.01.26)

 これの件:

追記

Crucial製SSD(m4)及びCFD製SSD(S6NM4Q)のFirmware更新のお願い

 バッファロー製SSDの一部で「5000時間使うとクラッシュする」不具合 (slashdot.jp, 2012.01.26)。バッファローからも出ていたのですね。

Microsoft 2012 年 1 月のセキュリティ情報

 MS12-004 - 緊急: Windows Media の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2636391) の「MIDI のリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2012-0003」の exploit が出回っているそうです。 CVE-2012-0003 Exploited in the Wild (IBM ISS, 2012.01.26)

[SA47689] PHP Suhosin Extension Transparent Cookie Encryption Buffer Overflow Vulnerability
(secunia, 2012.01.25)

 Suhosin Extension 0.9.32.1 以前に欠陥。transparent cookie encryption において buffer overflow が発生、特定の規定値ではない不安全な Suhosin 設定を行った場合 remote からの任意のコードの実行を招く。 [Full-disclosure] Advisory 01/2012: Suhosin PHP Extension Transparent Cookie Encryption Stack Buffer Overflow には、特定の規定値ではない不安全な Suhosin 設定として以下が挙げられている。

suhosin.multiheader=On
suhosin.request.disallow_nul=Off
suhosin.get.disallow_nul=Off
suhosin.post.disallow_nul=Off
suhosin.cookie.disallow_nul=Off

 上記の設定を行った上で、FORTIFY_SOURCE コンパイルオプションを外して作成された Suhosin Extension でないと攻撃は成功しないという。

 Suhosin Extension 0.9.33 で修正されている。CVE-2012-0807


2012.01.26

追記

Linux root exploit due to memory access - Update 2

[ANN] Struts 2.3.1.2 GA release available
(apache.org, 2012.01.23)

 Apache Struts 2.3.1.2 登場。remote からのコマンドの実行を許す欠陥 S2-009 (Struts 2.0.0 〜 2.3.1.1 に影響、CVE-2011-3923) が修正されている。

SYM12-002: Security Advisories Relating to Symantec Products - Symantec pcAnywhere Remote Code Execution, Local Access File Tampering
(Symantec, 2012.01.24)

 pcAnywhere 12.5.x / 12.6.x に 2 つの欠陥。

 hotfix が用意されているので適用すればよい。

2012.02.01 追記:

 日本語版アドバイザリ: セキュリティ アドバイザリー - Symantec pcAnywhere に、リモートコード実行、ローカルアクセスファイル改ざんの脆弱性 (シマンテック)

2012.02.27 追記:

 関連:

Crucial製SSD(m4)及びCFD製SSD(S6NM4Q)のFirmware更新のお願い
(CFD, 2012.01.20)

 Crucial m4 CTxxxM4SSD2 (xxx = 064 / 128 / 256 / 512) および CFD CSSD-S6MxxNM4Q (xx = 64 / 128 / 256 / 512) のファームウェアに欠陥。使用時間が 5,184 時間を越えると SMART カウンターが異常な数値を返すために SSD が認識されなくなりブルーサンダー。再起動すると認識されるが 1 時間すると再びブルーサンダー、以下くりかえし。ただしデータの消失は起こらない。

 ファームウェアを 0309 (最新版) にアップデートすることで回避できる。ダウンロード。 ただし「HP社のSASエキスパンダーカード」には対応していないので注意。 対応ファームウェアは現在開発中。

 OEM 元である Micron の RealSSD C400 をお使いの場合は、こちらから

2012.01.27 追記:

 バッファロー製SSDの一部で「5000時間使うとクラッシュする」不具合 (slashdot.jp, 2012.01.26)。バッファローからも出ていたのですね。


2012.01.25


2012.01.24

追記

Effective DoS attacks against Web Application Plattforms ? #hashDoS [UPDATE2]

 [CentOS-announce] CESA-2012:0033 Moderate CentOS 5 php Update (CentOS, 2012.01.18)。CentOS 5 用も出ました。

Linux root exploit due to memory access - Update 2
(H Security, 2012.01.23)

 Linux 2.6.39 以降に欠陥。 /proc/<pid>/mem の処理に欠陥があり、local user による権限上昇を許す。 CVE-2012-0056

 git 上では修正されている。関連:

2012.01.26 追記:

 Linuxベンダー、ルート攻撃コードの出現を受けてパッチ配布を急ぐ  Linuxカーネルの脆弱性で攻撃者にルート・アクセス権を握られるおそれ (ComputerWorld.jp, 2012.01.25)

Opera 11.61 released
(Opera, 2012.01.24)

 Opera 11.61 出ました。セキュリティ修正 2 件あります。

Google Chrome Stable Channel Update
(Google, 2012.01.23)

 Google Chrome 16.0.912.77 登場。5 件のセキュリティ欠陥が修正されている。 5 件の内 4 件は AddressSanitizer を使って発見したそうだ。

自由ってそれかよ!auがユーザへ「宣伝する自由」開始。
(すまほん!!, 2012.01.23)

 au スマートフォンにプリインストールされているアプリ「au one market」が、 airpush のような広告をはじめたという話。広告 on だと料金が安くなるとかいったユーザー特典は、なさそう。

 次の方法で広告を停止できるそうです。

(1)「トップ」タブを表示させた状態で一番下までスクロール
(2)「広告について」をタップ
(3)「配信停止・再開はこちら」をタップ
(4)ダイアログに表示されたボタンの表示を確認
→「広告表示」の場合は広告が無効状態なのでボタンをタップせずに戻るボタンで戻る(ボタンをタップすると広告が有効になる)
→「広告停止」の場合は広告が有効なのでボタンをタップして無効にする。

 関連:


2012.01.23

Oracleが定例アップデートを公開、78件の脆弱性に対処
(ITmedia, 2012.01.18)

 Oracle Critical Patch Update Advisory - January 2012 (Oracle) の件。MySQL 27 件が目立ってるなあ。Oracle DB の修正は 2 件。

 関連: オラクルはDB製品のパッチ提供がなおざり——セキュリティ・ベンダー幹部が批判  オラクルは、「DB製品はすでにほとんどのバグが除去済み」と説明 (ComputerWorld.jp, 2012.01.18)

2012.01.29 追記:

 JVN#54779201: Oracle WebLogic Server におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性 (JVN, 2012.01.20)


2012.01.20


2012.01.19

追記

ZDI-11-345 : TrendMicro Control Manager CmdProcessor.exe AddTask Remote Code Execution Vulnerability

 2012.01.16 に出てました: Trend Micro Control Manager 5.5 Critical Patch (ビルド 1613)公開のお知らせ (トレンドマイクロ, 2012.01.16)

OpenSSL Security Advisory [04 Jan 2012] Six security flaws have been fixed in OpenSSL 1.0.0f and 0.9.8s

 OpenSSL Security Advisory [18 Jan 2011] (原文ママ) (OpenSSL.org, 2012.01.18)。 OpenSSL 1.0.0f / 0.9.8s における、 DTLS Plaintext Recovery Attack (CVE-2011-4108) への対応部分に欠陥があり、 DoS 攻撃を受けることが判明。CVE-2012-0050

 OpenSSL 1.0.0g / 0.9.8t で修正されている。iida さん情報ありがとうございます。


2012.01.18

追記

sched_clock() overflow after 208.5 days in Linux Kernel

 Debian 6.0 (squeeze) は linux-2.6 (2.6.32-40) で修正されています。

 しかし DSA-2389-1 linux-2.6 -- privilege escalation/denial of service/information leak として 2012.01.15 にリリースされたのは 2.6.32-39 のようで。 これでは直っていない模様。 関連: Debian Package Tracking System - linux-2.6 (debian.org)

Effective DoS attacks against Web Application Plattforms ? #hashDoS [UPDATE2]

 HashTableのアルゴリズムを突いたDoS攻撃 (水無月ばけらのえび日記, 2012.01.18)

VU#723755: WiFi Protected Setup PIN brute force vulnerability

 reaver-wpsでWPAのキーをクラックしてみたよ (bogus press, 2012.01.07)。NEC Aterm WR4100N での WPS クラック事例。

FreeBSD Security Advisories SA-11:06〜10

Microsoft 2012 年 1 月のセキュリティ情報

 Windows Packager設定における任意のコードを実行可能な脆弱性(MS12-005)(CVE-2012-0013)に関する検証レポート (NTTデータ先端技術, 2012.01.17)

 MS12-007 - 重要: AntiXSS Library の脆弱性により、情報漏えいが起こる (2607664) が改訂されています。アップグレードパッケージが、AntiXSS Library version 4.2 から AntiXSS Library version 4.2.1 に更新されたそうです。

APSA11-04: Security Advisory for Adobe Reader and Acrobat

 Adobe ReaderおよびAcrobatにおけるU3Dの処理の脆弱性(CVE-2011-2462)に関する検証レポート (NTTデータ先端技術, 2012.01.17)。Windows XP SP3 + Adobe Reader 9.4.6 での検証結果。


2012.01.17

いろいろ (2012.01.17)
(various)

2012.01.31 追記:

 CVE-2012-0207 LinuxカーネルのIGMP処理における脆弱性について (IIJ SECT, 2012.01.31)。CVE-2012-0207 の件、CentOS 5.[5-7], 6.[0-2] での検証結果と回避方法が詳述されている。 CentOS 5.7 / 6.[12] で影響ありだそうで。

マルチキャストの処理に起因する脆弱性ですが、ユニキャストによる攻撃も可能であり、ローカルネットワーク以外からも攻撃が成立します。

2012.01.16


2012.01.14


2012.01.13

追記

Effective DoS attacks against Web Application Plattforms ? #hashDoS [UPDATE2]

 RHEL および互換 OS 用修正パッケージ。

 あと、関連記事:


2012.01.12


2012.01.11

Wireshark 1.6.5 / 1.4.11 リリース
(Wireshark, 2012.01.10)

 Wireshark 1.6.5 / 1.4.11 登場。3 件の欠陥が修正されている。

Microsoft 2012 年 1 月のセキュリティ情報
(Microsoft, 2012.01.11)

 予定どおり 7 件。

MS12-001 - 重要: Windows カーネルの脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる (2644615)

 Windows XP (64bit 版のみ) / Server 2003 / Vista / Server 2008 / 7 / Server 2008 R2 に欠陥。Ntdll.dll に欠陥があり、Visual C++ .NET 2003 でコンパイルしたアプリケーションから SafeSEH セキュリティ機能を回避できる。 CVE-2012-0001。Exploitability Index: 1

 関連: More information on the impact of MS12-001 (Microsoft Security Research & Defense, 2012.01.10)

You can determine if your binary is affected by this issue by using the Microsoft Visual C++ linker command “link.exe /dump /headers binary.dll”. Binaries with a Load Config Directory size of 0x48 are affected as shown below.

MS12-002 - 重要: Windows オブジェクト パッケージャーの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2603381)

 Windows XP / Server 2003 に欠陥。Windows オブジェクト パッケージャーに欠陥がある。 ファイル共有や WebDAV 共有に

  • 正当なファイル

  • 攻略コードの入った実行可能ファイル

の両方を設置しておく。ここで正当なファイルを開くと、攻略コードが実行される。 CVE-2012-0009。Exploitability Index: 1

MS12-003 - 重要: Windows クライアント/サーバー ランタイム サブシステムの脆弱性により、特権が昇格される (2646524)

 Windows XP / Server 2003 / Vista / Server 2008 に欠陥。 クライアント/サーバー ランタイム サブシステム (CSRSS) における UNICODE 文字シーケンスの処理に欠陥があり、local user による権限上昇が可能。 CVE-2012-0005。 Exploitability Index: 1

MS12-004 - 緊急: Windows Media の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2636391)

 Windows XP / Server 2003 / Vista / Server 2008 の Windows Multimedia Library および DirectShow、 Windows 7 / Server 2008 R2 の DirectShow、 および Windows Media Center TV Pack for Windows Vista の DirectShow に欠陥。

  • MIDI のリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2012-0003

    Windows Multimedia Library の winmm.dll に欠陥があり、攻略 MIDI ファイルによって任意のコードが実行される。 Exploitability Index: 1

  • DirectShow のリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2012-0004

    DirectShow の Quartz.dll および Qdvd.dll に欠陥があり、攻略メディアファイルを開くと任意のコードが実行される。Exploitability Index: 1

 関連: More information on MS12-004 (Microsoft Security Research & Defense, 2012.01.10)

MS12-005 - 重要: Microsoft Windows の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2584146)

 Windows XP / Server 2003 / Vista / Server 2008 / 7 / Server 2008 R2 に欠陥。 ClickOnce アプリケーションが Windows Packager の安全でないファイルの種類のリストに含まれていないため、攻略 ClickOnce アプリケーションを埋め込んだ Office ファイルを開くと攻略コードが実行される。CVE-2012-0013。 Exploitability Index: 1

MS12-006 - 重要: SSL/TLS の脆弱性により、情報漏えいが起こる (2643584)

 Windows XP / Server 2003 / Vista / Server 2008 / 7 / Server 2008 R2 に欠陥。 通信を保護する「SSL/TLS」の脆弱性を突いたhttps攻撃、研究者が発表への件。Exploitability Index: 3

MS12-007 - 重要: AntiXSS Library の脆弱性により、情報漏えいが起こる (2607664)

 Microsoft Anti-Cross Site Scripting (AntiXSS) Library V3.x / V4.x に欠陥。 サニタイズが不十分なため、XSS 攻撃を許す可能性がある。 CVE-2012-0007。 Exploitability Index: 3

 関連:

2012.01.18 追記:

 Windows Packager設定における任意のコードを実行可能な脆弱性(MS12-005)(CVE-2012-0013)に関する検証レポート (NTTデータ先端技術, 2012.01.17)

 MS12-007 - 重要: AntiXSS Library の脆弱性により、情報漏えいが起こる (2607664) が改訂されています。アップグレードパッケージが、AntiXSS Library version 4.2 から AntiXSS Library version 4.2.1 に更新されたそうです。

2012.01.27 追記:

 MS12-004 - 緊急: Windows Media の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2636391) の「MIDI のリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2012-0003」の exploit が出回っているそうです。 CVE-2012-0003 Exploited in the Wild (IBM ISS, 2012.01.26)

2012.01.28 追記:

 CVE-2012-0003 exploit の件:

2012.02.03 追記:

 Windows Media PlayerのMIDIファイル処理における脆弱性(MS12-004)(CVE-2012-0003)に関する検証レポート (NTTデータ先端技術, 2012.01.30)

2012.02.06 追記:

 InterScan WebManager SCCにおいて、マイクロソフトのセキュリティパッチMS12-006を適用後、HTTPS規制が正しく行われなくなる可能性がある問題について (トレンドマイクロ, 2012.02.06)。 InterScan WebManager SCC3.0.0.3 で対応されているそうです。

2012.02.07 追記:

 MS12-006 SSL/TLS の脆弱性のちょっと詳しい解説 (日本のセキュリティチーム, 2012.01.29)

PHP 5.3.9 Released!
(php.net, 2012.01.11)

 出ました。Effective DoS attacks against Web Application Plattforms ? #hashDoS [UPDATE2] の件 (CVE-2011-4885) と、攻略 Exif ヘッダによって integer overflow する件 (CVE-2011-4566) が修正されている。

2012.02.07 追記:

 libxslt の件 Bug #54446 - Arbitrary file creation via libxslt 'output' extension (PHP.net) (CVE-2012-0057) も PHP 5.3.9 で修正されている。

2012.11.28 追記:

 PHP5.4.8までにhashdos攻撃の危険性? (togetter, 2012.11.23)。mbstring.encoding_translation=On の場合 (デフォルトは "0")、 hashdos 対策コードが効かない状況だった模様です。PHP 5.3.19 / 5.4.9 で対応されています。

2012.11.29 追記:

 mbstring.encoding_translation=On で hashdos の件、PHP 5.4.9 と同時にリリースされた PHP 5.3.19 でも修正されているので、昨日のエントリを修正しました。 榎本さん情報ありがとうございます。

追記

通信を保護する「SSL/TLS」の脆弱性を突いたhttps攻撃、研究者が発表へ

Effective DoS attacks against Web Application Plattforms ? #hashDoS [UPDATE2]

  PHP 5.3.9 Released! (php.net, 2012.01.11)

APSA11-04: Security Advisory for Adobe Reader and Acrobat

 APSB12-01: Adobe Reader および Acrobat に関するセキュリティアップデート公開 (Adobe, 2012.01.10) で Adobe Reader / Acrobat 9.5 / 10.1.2 出ました。修正されてます。

APSB12-01: Prenotification Security Advisory for Adobe Reader and Acrobat

 Adobe Reader / Acrobat 9.5 / 10.1.2 出ました。

PowerDNSの脆弱性を利用したサービス不能(DoS)攻撃について - バージョンアップ/パッチの適用を推奨 -
(JPRS, 2012.01.11)

 PowerDNS 2.9.22.5 未満 / 3.0.1 未満に欠陥。攻略 DNS 応答によってループに陥り DoS 状態となる。CVE-2012-0206

 PowerDNS 2.9.22.5 / 3.0.1 で修正されている。[Pdns-announce] PowerDNS Security Advisory 2012-01: Denial of Service vulnerability in most versions of the PowerDNS Authoritative Server には patch も示されている。また powerdns.conf で cache-ttl=0 を設定することで回避できる。


2012.01.10

いろいろ (2012.01.10)
(various)

追記

いろいろ (2012.01.06)

 DTLS の件、GnuTLS 3.0.11 で修正されました。

sched_clock() overflow after 208.5 days in Linux Kernel

 Vine Linux 6 修正出ました。

 なお、この欠陥は Vine Linux 5 以前には影響しません。

APSB12-01: Prenotification Security Advisory for Adobe Reader and Acrobat
(Adobe, 2012.01.06)

 2012.01.10 (US 時間) に Adobe Reader / Acrobat 9.x / 10.x の更新版が公開される予定です。

2012.01.11 追記:

 Adobe Reader / Acrobat 9.5 / 10.1.2 出ました。


2012.01.09


2012.01.08


2012.01.06

いろいろ (2012.01.06)
(various)

2012.01.10 追記:

 DTLS の件、GnuTLS 3.0.11 で修正されました。

セキュリティ研究者が新たなHTTP DoS攻撃手法を考案——検知しにくい特徴も  「Slow Read DoS」攻撃、サーバ脆弱性のテスト・ツールも公開
(ComputerWorld.jp, 2012.01.06)

 Slow Read DoS 登場。

 この攻撃は、Webクライアント(ブラウザ)が、Webサーバからのレスポンスを読み取る時間を引き延ばすことで、サーバの正常な動作を妨害するというものである。すでに発見されている攻撃手法「Slowloris」などをベースに考案された手法であり、攻撃者のクライアントがWebサーバの同時接続プールを使い切ることで、正当なクライアントとの接続を妨害する仕組みはSlowlorisと同様だ。
 ただし、クライアント側のHTTPリクエスト動作をスローダウンさせるSlowlorisとは対極的に、Slow Read DoSではサーバのレスポンス動作をスローダウンさせる。

 詳細: Are you ready for slow reading? (Qualys Security Labs, 2012.01.05)

追記

FreeBSD Security Advisories SA-11:06〜10

 関連:

Android携帯等の全履歴、プリインストールで無断収集(WIRED.jp)

米研究者がHPプリンタの脆弱性を実証——乗っ取られ、制御される恐れも

 HP patches printer firmware flaw, but leaves customers guessing (Sophos, 2012.01.05)。HP のニュースリリースからはセキュリティ欠陥の詳細情報がわからないよ、こんなの絶対おかしいよ、という話。

Effective DoS attacks against Web Application Plattforms ? #hashDoS [UPDATE2]

 Webアプリケーションに対する広範なDoS攻撃手法(hashdos)の影響と対策 (徳丸浩の日記, 2011.12.30) が改訂され、suhosin パッチを使った回避策が紹介されている。

VU#723755: WiFi Protected Setup PIN brute force vulnerability

 JVNVU#723755: Wi-Fi Protected Setup に脆弱性 (JVN, 2012.01.04)。日本の各社の情報がある……かと思いきや、何もない。

Google Chrome Stable Channel Update
(Google, 2012.01.05)

 Google Chrome 16.0.912.75 登場。3 件のセキュリティ欠陥が修正されている。

マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知 - 2012 年 1 月
(Microsoft, 2012.01.06)

 もうそんな季節なのか。緊急 x 1、重要 x 6。IE や Office はないみたい。

WordPress 3.3.1 Security and Maintenance Release
(WordPress.org, 2012.01.03)

 WordPress 3.3.1 登場。XSS 欠陥が修正されている。 CVE-2012-0287

OpenSSL Security Advisory [04 Jan 2012] Six security flaws have been fixed in OpenSSL 1.0.0f and 0.9.8s
(OpenSSL.org, 2012.01.04)

 OpenSSL に 6 つの欠陥。OpenSSL 0.9.8s / 1.0.0f で修正されている。

2012.01.19 追記:

 OpenSSL Security Advisory [18 Jan 2011] (原文ママ) (OpenSSL.org, 2012.01.18)。 OpenSSL 1.0.0f / 0.9.8s における、 DTLS Plaintext Recovery Attack (CVE-2011-4108) への対応部分に欠陥があり、 DoS 攻撃を受けることが判明。CVE-2012-0050

 OpenSSL 1.0.0g / 0.9.8t で修正されている。iida さん情報ありがとうございます。

sched_clock() overflow after 208.5 days in Linux Kernel
(okkyの銀河制圧奇譚, 2011.12.29)

 Linux 2.6.28 以降に欠陥。sched_clock() が約 208.5 日で overflow するため、 Linux が再起動する。Linux 2.6.28 以降を使用しているディストリビューション (例: RHEL 6) 全てに影響する。ただし、仮想マシン上で動作させている場合には、この欠陥は影響しない。物理マシン上、かつ Pentium 4 以降の Intel 系 CPU (互換品含む、32 bit / 64bit どちらでも) を使用している場合にのみ影響。 匿名希望さん情報ありがとうございます。

 Linux 2.6.32.50 / 3.0.13 / 3.1.5 で修正されている。関連:

 patch がないディストリの場合は、200 日以内に手動で再起動するなどして回避する。

2012.01.10 追記:

 Vine Linux 6 修正出ました。

 なお、この欠陥は Vine Linux 5 以前には影響しません。

2012.01.18 追記:

 Debian 6.0 (squeeze) は linux-2.6 (2.6.32-40) で修正されています。

 しかし DSA-2389-1 linux-2.6 -- privilege escalation/denial of service/information leak として 2012.01.15 にリリースされたのは 2.6.32-39 のようで。 これでは直っていない模様。関連: Debian Package Tracking System - linux-2.6 (debian.org)

2013.12.22 追記:

 208.5 日問題の逆襲 (熊猫さくらのブログ, 2013.12.21)。直り切っていなかった模様です。

Systems with Intel Xeon Processor E5 hung after upgrade of Red Hat Enterprise Linux 6
https://access.redhat.com/site/solutions/433883

手元の VMware Player 上で 4 VCPU を割り当てた CentOS 6 32bit 環境において、 TSC の書き換えにより連続稼働をエミュレートするという方法で再現試験を行った限りでは、この不具合の再現率は100%のように見受けられます。

Apache Struts 2.3.1.1 リリース
(apache.org, 2011.12.25)

 Apache Struts 2.3.1.1 登場。複数のセキュリティ修正が含まれている。


2012.01.05

追記

PuTTY version 0.62 is released

 2011.12.29 付で iceiv+putty が 0.62 ベースになってます。


2012.01.04


2012.01.03

ZABBIX 1.8.10
(zabbix.com, 2011.12.28)

 ZABBIX 1.8.10 登場。複数の XSS 欠陥 (CVE-2011-4615 CVE-2011-5027) が修正されている。

Bugzilla 4.1.3, 4.0.2, 3.6.6, and 3.4.12 Security Advisory
(Bugzilla, 2011.12.28)

 Bugzilla 3.4.13 / 3.6.7 / 4.0.3 / 4.2rc1 登場。3 つのセキュリティ欠陥 (XSS、無認証でのアカウント作成、CSRF) が修正されている。


2012.01.02


2012.01.01

 あけましておめでとうございます。

追記

VU#723755: WiFi Protected Setup PIN brute force vulnerability

 攻略プログラム登場。


[セキュリティホール memo]
[私について]