Last modified: Fri Oct 2 16:37:18 2009 +0900 (JST)
アンチウイルスソフトは、特に Microsoft Windows 環境においては必須です。しかし、「インストールしてあれば安心」というものではありません。
お使いのアンチウイルスソフトが有効期間内かどうかを確認してください。 メーカ製パソコンなどにあらかじめインストール (プリインストール) されているアンチウイルスソフトは、有効期間が 3 か月程度しかありません。 その後も使いつづけるためには、アンチウイルスソフトベンダーから新たにライセンスを購入する必要があります。
ウイルス定義ファイル (パターンファイルなどとも呼ばれます) の更新処理を行ったときに、きちんと更新されるようであれば、 有効期間内であろうと思われます。
龍大標準のアンチウイルスソフト、マカフィー VirusScan については、大学としてライセンスを購入してあります。
ウイルス定義ファイルを常に最新のものに更新してください。 各アンチウイルスベンダーは 24 時間体制でウイルス定義ファイルの更新を行っています。 最低でも、1 日 1 回はウイルス定義ファイルの更新を行ってください。
なるべく新しいバージョンのアンチウイルスソフトをお使いください。 新しいバージョンのアンチウイルスソフトには、古いものにはなかった機能が追加されているのが一般的です。ウイルスは日夜進化しており、ウイルスの進化に対応するために、アンチウイルスソフトも進化を続けています。古いバージョンのアンチウイルスソフトでは最近のウイルスへの対応が不十分である、という場合が多々あります。
ただし、販売されたばかりの製品の場合は、不具合が混入していることがあるので注意が必要です。
上記を実行してもなお、検出できないウイルスが存在します。
アンチウイルスソフトベンダーが存在を確認できていないウイルスは、多くの場合検出できません。
最近のウイルスは金銭を取得するために作成されることが多く、アンチウイルスソフトに発見されないことにも力が注がれています。新規のウイルスの他に、「亜種」と呼ばれるバリエーションが日夜多数作成されています。ウイルスの作者は、既存のアンチウイルスソフトには検出されないことを確認してから使用します。そのため、多くのウイルスは、登場直後にはウイルスとしては検出されません。
までにはそれなりの時間がかかります。またそもそもウイルスを発見できないこともあります。 総務省と経済産業省は共同で「ボット」と呼ばれる種類のウイルスに関する調査を行っていますが、亜種の多さに、担当者は「もはや、感染予防ソリューションでは対応できない状況」と語っています (参照: ボット対策を議論「もはや感染予防ソリューションでは対応不可能」 (Internet Watch, 2007.06.14))。
各アンチウイルスソフトベンダーもこの状況に対抗できる製品の開発に力を注いでいますが、決定的なものはまだ存在しないようです。
いわゆるスパイウェアやアドウェアは、「アンチウイルスソフト」では検出できない場合があります。
世の中には 3 種類のソフトウェアが存在します。ウイルス (マルウェア)、無害なソフトウェア、PUT (Potentially Unwanted Technologies、望まれないかもしれない技術) です。いわゆるスパイウェアやアドウェアは PUT に分類されます。 グレーゾーンに存在する、という意味で「グレーウェア」と呼ばれることもあります。
アンチウイルスソフトは PUT には対応していないことがあります。 たとえば龍大標準のアンチウイルスソフト、マカフィー VirusScan Enterprise は、事実上 PUT には対応していません。
PUT への対応方法については、 スパイウェア、アドウェアについて も参照してください。
また、アンチウイルスソフトをインストールすることによって不具合が生じることがあります。
アンチウイルスソフトは OS と密接に連携して動作するため、不具合があると OS の不安定化に直結することが多々あります。 アンチウイルスソフトの利用には十分な注意が必要ですし、信頼できるベンダーの製品を選ぶことが重要です。
自動車における「防衛運転」と同様に、ネットワークにおいても危険性を予測しながら利用することが重要です。
リンク先をよく見て、怪しそうであれば接続しないことも重要です。 SiteAdvisor のようなソフトはその一助になりますが、おまかせできるほど精度が高いわけではありません。
接続した結果、あやしげな表示がなされた場合は、それ以上進まないようにしましょう。アダルトサイトや海賊ソフトサイトにはウイルスが仕掛けられていることが多いです。最近は、ふつうのブログサイトにウイルスサイトや 1 クリック詐欺サイトへのリンクが仕掛けられていることもあるようです。注意しましょう。
上記に加え、まっとうなサイトが攻略されてウイルスサイトと化す事例が増えています。アンチウイルスソフトベンダーのソフォスは、ウイルスサイトの 60% は正規のサイトだったと報告しています (参照: ソフォス、2007年6月の『ウイルス傾向レポート』を発表, 2007.07.02)。
Web ページに仕掛けられているウイルスは、Web ブラウザや Flash Player・Acrobat Reader・QuickTime などといったマルチメディアプレイヤーのセキュリティホールを攻略しようとすることが多いです。ウイルスからの攻撃を防ぐには、OS (Windows) だけではなく、3rd パーティー製のアプリケーションソフトについても、常に最新版に更新し続けることが重要です。
龍谷大学では、Windows 用のアンチウイルスソフトとして、マカフィー VirusScan を導入しています。また Mac 用のアンチウイルスソフトとして、マカフィー VirusScan for Mac (Virex) を導入しています。
UNIX/Linux 用のアンチウイルスソフトは全学的には導入されていませんが、 フリーソフトの ClamAV を利用できます。
自宅の PC にも必ずアンチウイルスソフトをインストールしてください。 「自宅の PC で感染」→「フロッピーディスクや USB メモリなどのメディアを経由して学内へ」や 「自宅のノート PC でワームに感染」→「その PC を学内に持ち込み、そこからワームが学内に拡散」といった事例が度々報告されています。
学生の場合は特に、アンチウイルスソフトの購入資金が乏しいという場合があるかもしれません。その場合は、いくつかのベンダーが提供している、無償のアンチウイルスソフトを利用するのもよいでしょう。 そのようなソフトには以下があります。
台数に制限がなく、個人事業であれば営利にも利用できるもの:
小規模営利事業において、5 台まで利用できるもの:
家庭での非営利利用についてのみ、かつ 1 台のみ無償となるもの:
Microsoft Security Essentials、avast!、AVG は日本語表示にも対応しています。 どれにするか迷うようであれば、Microsoft Security Essentials を推奨します。
現在、無償アンチウイルスソフトに見せかけたウイルスが大流行しています。 無償アンチウイルスソフトは、上記リンクからインストールしてください。