Last modified: Thu Jul 23 12:29:14 2026 +0900 (JST)
このページはただの日記なので公平でも潔白でもありません。 もっとも、他のページが公平であったり潔白であったりすることを保証するわけでもありませんが。
復刊リクエスト受付中:
ヴァーナー・ヴィンジ「マイクロチップの魔術師 (原題: True Names)」
祝発売! 地球爆破作戦 (amazon)。 巨大コンピュータもの SF の知られざる傑作。
》 ボリウッド復活の象徴『ドゥランダル作戦』の仕掛け人が語る「世界戦略」 (クーリエ・ジャポン, 7/23)。ドゥランダル作戦。「206分、息ができない」って、長い、長いよ! トイレ休憩あるの?
》 AIコストの大災厄「トークンポカリプス」、パランティアCEO「価値生まぬ課金に企業は激怒」 (新聞紙学的, 7/16)
関連: コードは大量に出力された、だが見合った“成果”は出ているのか (及川卓也 / @IT, 6/29)
自分自身を称賛したいように思われるかもしれませんが、実は私は2年前、既にそれを指摘していました。2024年に開かれた「開発生産性Conference 2024」での話です。(中略) 開発生産性とは投資に対するリターンだ、と前置きして、私はこう言いました。「アウトプットではなく、アウトカム。何を作ったかではなく、どのような価値を生み出したか」「ゴミをいくら作っても意味はない」「コードの向こうに、ユーザーを見よう」。
当時、どのくらいこの言葉が響いたか分かりません。あまり話題になりませんでしたし、開発生産性に関する議論で、アウトカム向上を目指そうという話もさほど聞こえてきませんでした。
ところが、AIがこの構図を一変させました。出力だけが爆発的に増えた結果、「これだけ作っているのに、成果に結び付いていない」という事実が、もう誤差では片づけられない大きさで表に出てきたのです。AIは、問題を作ったわけではありません。実は前からあった問題を、隠せない大きさまで膨らませて、私たちの目の前に突きつけたのです。
》 死んだ妻が掃除機に!? タイ映画『ユースフル・ゴースト』の監督が説く「有用性」の罠 (WIRED, 7/10)。#utamaru でちょろっと聞いただけだけど、 おもしろそうなんだよな。 アップリンク京都でやってる。
「ある日、死んだ妻は掃除機の姿で帰ってきた」──。そんな不条理なジョークのようなプロットで幕を開けるのが、タイ映画『ユースフル・ゴースト』だ。
そうだよな、吾妻ひでおっぽい感ある。
この寓話性を空間的に支えるのが、タイムレスなビジュアルだ。登場人物は誰もスマートフォンをもたず、旧型の分厚いPCを使い、古いトヨタ車が道を走る。その一方、工場では生体認証が使われ、壁面が無数のスパイク状の電波吸収体で覆われた近未来的な実験室(タイに実在する試験施設だという)も登場する。
そういうところは未来世紀ブラジルっぽい?
》 Pythonは技術的負債か Rust移行でシステム起動が60秒から1秒へ (TechTarget Japan, 6/9)。 220 CPU + 800GB memory の Django バックエンドを Rust で書き直したという事例。必要リソースは約 1/10 になり、応答も高速化されたと。
今回の事例で特に注目したいのが、移行期間の短さである。
一般的に、大規模システムの全面リプレースは数年単位のプロジェクトになりやすい。特に7年間運用してきたシステムを別言語へ移行する作業は、多くの企業にとって現実的ではない。
しかしWasmerは、生成AIを活用することで移行作業を大幅に効率化した。(中略) 実質1人のエンジニアがフルタイムで約3カ月取り組むことで移行作業の大部分を完了できたという。
AI 利用のリファクタリング、十分イケますよと。
一方で、Python の柔軟性や Django フレームワークの利点は失われたそうで。
一方で、Rustへの移行はメリットばかりではない。
まず、ビルド時間が長くなった。コンパイル時の検査が厳密なため、開発中の反復速度はPythonより低下する。運用面でも変化があった。
Python環境では「python manage.py shell」を利用して本番環境でスクリプトを実行し、データ確認や一時的な修正ができた。しかしRustではそのような柔軟な運用が難しい。そのため、コード変更やリリースプロセスをより慎重に管理する必要がある。
さらに、多くの開発者が利用しているDjango Adminのような標準管理画面も存在しない。WasmerはAIを活用して独自の管理画面を構築したが、そのための追加開発は避けられなかった。
まあ、それは仕方がない。
》 Microsoft、Xboxで約3200人を削減し4スタジオを分離――「われわれの事業は健全でない」とCEO (ITmedia, 7/7)
》 ローカル5Gの「ドンピシャ」な用途を探す:サーキットという答え (EGブログ, 7/1)
では実際に企業の現場でローカル5Gが広く採用されているかというと、選定の最初の段階で落とされてしまうケースが多いのが現状です。理由はおおむね以下のとおりです。
- 多くの場合、Wi-Fiで足りる:要件を整理すると、Wi-Fi 6/6E/7で十分にカバーできるケースが大半
- 初期コストが高い:基地局、コア、対応端末、免許申請、設計・工事まで含めると、Wi-Fiとは桁が変わる
- 端末の選択肢が限られる:Wi-Fiのような自由度がまだない
- キャリア5G/プライベートLTEで代替可能なケースも多い
やっぱそうなんですね。 逆に言えば、Wi-Fi でも キャリア5G/プライベートLTE でも間にあわず、ある程度コストもかけられる、という領域と。
ローカル5Gの議論は「これでWi-Fiを置き換えられるか?」になりがちですが、本当に効くのは「キャリア網が使えない・使うべきではない場面で、自分たちのネットワークを握れる」用途です。サーキットはまさにそこに当てはまります。
サーキットは高いリアルタイム性も求められるからなあ。
私について