NTP 時刻同期サーバ

Last modified: Fri Mar 18 17:03:08 2011 +0900 (JST)


概要

コンピュータには時計が内蔵されており、この時計にしたがって計時しています。 コンピュータそれぞれに時計が内蔵されているわけですから、とあるコンピュータ A とコンピュータ B とでは、時刻が異なっている可能性があります。 時刻が異なっていると、たとえば次のような問題が発生します。

  1. NFS (Network File System) を使用している場合、ファイルを操作するコンピュータ (NFS クライアント) とファイルを貯蔵するコンピュータ (NFS サーバ) の時刻が異なっていると、クライアントの「現在」とは異なる時間にファイルを操作したことになってしまいます。 この場合、make コマンドなど時刻に依存するプログラムが誤動作してしまいます。
  2. メールが未来から到着したり、質問メールとその答えとの時刻が逆転したりします。

この問題を解決するために、それぞれのコンピュータの時刻を手動で直すとすると、 新たに次のような問題が発生します。

  1. 手間がかかる。
  2. 人間が設定すると、必ず誤差が生じるため時刻がずれる。

そうではなく、自動的に全てのコンピュータの時刻同期ができれば、上記の 2 つの問題が解決できます。 これを実現するのに用いられるネットワークのプロトコル(約束事)が NTP (Network Time Protocol) です。

NTP 時刻同期サーバが動作しているホスト

NTP 時刻同期サーバが動作しているホストを以下に示します。 (すべてのホストが、下記のサーバを参照しにいくわけではありませんが) DNS で以下のホストが参照できない場合、DNS の設定をおこなって下さい。

ntp-rr.st.ryukoku.ac.jp を指定すると、上記 3 台を、順序を入れかえて返します (DNS ラウンドロビン)。

研究室での NTP 利用の方針

研究室で NTP を利用する場合は、RINS の推奨する NTP 利用の方針に従ってください。

NTP ツールのインストールと設定


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