理工学部共通サーバにおける電子メールの SSL および SMTP 認証への対応について

Last modified: Tue Mar 27 15:06:08 2007 +0900 (JST)


 理工学部教員向けの共通サーバ rins.st.ryukoku.ac.jp において、SSL で保護した SMTP 接続 (SMTPS) を利用できるようになりました。SSL で保護すると、通信が暗号化され安全性が増します。 また SSL で保護する場合には、 SMTP 認証 (SMTP AUTH) をあわせて利用することで、学外から rins.st.ryukoku.ac.jp を経由して任意の宛先にメールを送信できるようになります。

 以下では、SSL で保護した POP3 接続 (POP3S) とあわせて、設定方法を解説します。

設定概要

 電子メールソフトウェアには以下の値を設定します。

サーバ種別 サーバ名 ポート番号
受信メール (POP3S) サーバ rins.st.ryukoku.ac.jp 995
送信メール (SMTPS) サーバ rins.st.ryukoku.ac.jp 465

 SMTP 認証を利用する場合は、そのための設定も必要になります。

メールソフトの設定

 メールソフトの設定については、各メールソフトのマニュアルや、SSL に対応したインターネットサービスプロバイダの設定マニュアル (例: ASAHI ネット) を参考にしてください。代表例として、Outlook Express と Thunderbird については以下に示します。

 なお、電子メールソフトとして Eudora を利用する場合には、サーバの SSL 証明書に関する情報を「信頼させるリスト」に登録しなければならないので注意してください。 Eudora 5/6J 「信頼させるリスト」への追加手順 (ASAHI ネット) を参考にしてください。

設定例 - Outlook Express の場合

 Outlook Express は Microsoft Windows の多くに標準添付されている電子メールソフトウェアです。 SSL で保護するには、[ツール] メニューの [アカウント] から設定するインターネットアカウントのプロパティの [詳細設定] タブにおいて、次のように設定します。

 SMTP 認証を利用するには、[ツール] メニューの [アカウント] から設定するインターネットアカウントのプロパティの [サーバー] タブにおいて、「このサーバーは認証が必要」をチェックします。rins.st.ryukoku.ac.jp においては、SSL で保護しないと SMTP 認証を利用できないので注意してください。

設定例 - Thunderbird の場合

 Thunderbird は Windows / Mac OS X / Linux で利用できる、無償の電子メールソフトウェアです。 迷惑メールフィルタ機能を含む、先進的な機能が塔載されています。

 電子メールの受信 (POP3) を SSL で保護するには、[ツール] メニューの [アカウント設定] から、対象となるアカウントのサーバ設定において次のように設定します。

 電子メールの送信 (SMTP) を SSL で保護するには、[ツール] メニューの [アカウント設定] にある「送信 (SMTP) サーバ」から対象となる設定を選び、次のように設定します。

 SMTP 認証を利用するには、さらに「ユーザ名とパスワードを使用する」をチェックし、ユーザ名を設定します。


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