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2017年5月の日記

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2017/05/14(日) ランサムウェア WannaCry への対応について

5月12日から、ランサムウェア(身代金を要求するマルウェア)WannaCry(別名 WannaCrypt、WanaCrypt0r 2.0 等)によるサイバー攻撃が全世界的に発生しています。MS17-010 修正プログラムを適用していない Windows パソコンを狙った攻撃です。日本においても攻撃事例が確認されています。

対抗するには、以下を実施してください。

  • Windows Vista / 7 / 8.1 / 10、Windows Server 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2 / 2016 については、最新のセキュリティ更新プログラムを、Windows Update 等を実行して適用してください。
  • Windows XP / Server 2003 / 8 についてはもはやサポートされていないのですが、Microsoft から特別に更新プログラムが公開されました。こちらから個別にダウンロードし、実行して適用してください。
  • お使いのアンチウイルスソフトウェアを更新し、最新の状態にしてください。龍大標準のアンチウイルスソフトウェア Symantec Endpoint Protection では、「ウイルスとスパイウェアの対策」の定義 2017年5月12日 r9 以降で Ransom.Wannacry として検出します。
  • 万が一に備えてデータファイル(文書、写真など) のバックアップを作成し、コンピューターから外して保存してください。
    ランサムウェアに感染すると、あらゆるファイルが暗号化された上で身代金を要求されます。身代金を支払ってもファイルが元に戻る保証はありません。ソフトウェアはインストールし直せば済みますが、データファイルはそうはいきません。ランサムウェアに対しては、データファイルをバックアップし、コンピューターから外して保存することが最も有効です。

関連情報:

関連キーワード: ランサムウェア

2017/05/14(日) Microsoft 2017 年 5 月の月例セキュリティ更新プログラム

Windows

Microsoft から 2017 年 5 月の月例セキュリティ更新プログラムが 5 月 10 日に公開されています。63 件のセキュリティ欠陥が修正されています。

Windows Update / Microsoft UpdateWindows Software Update Services (WSUS) などを利用して更新プログラムをインストールしてください。「毎月第 2 火曜日 (米国時間) は Windows Update の日」に更新方法に関する情報をまとめてあります。また、自動更新を利用する場合は「自動更新について」を参照してください。再起動を促された場合には、再起動してください。

Windows Vista のサポートは 4 月で終了しています。できるだけ早く、Windows 7 以降の、サポートされている OS に更新してください。

Windows 10 バージョン 1507 (RTM) のサポートは今回で終了となります。Windows 10 バージョン 1511 (November Update) 以降に更新してください。最新はバージョン 1703 (Creators Update) です。

関連キーワード: Windows, Office

2017/05/14(日) Flash Player 25.0.0.171 公開

マルチOS

Flash Player 25.0.0.171 が 5 月 10 日に公開されました。7 件のセキュリティ欠陥が修正されています。

次のバージョンが最新となります。

プラットホームバージョン
Desktop Runtime (Windows, Mac, Linux)25.0.0.171
Google Chrome (Windows, Mac, Linux, Chrome OS)25.0.0.171
Windows Server 2012 の Internet Explorer 1025.0.0.171
Windows 8.1 / Server 2012 R2 / RT 8.1 の Internet Explorer 1125.0.0.171
Windows 10 / Server 2016 の Internet Explorer 11 / Edge25.0.0.171

Flash Player は狙われやすいソフトウェアの1つです。利用している方は速やかに更新してください。

なお、Flash Player 11.2 (Windows) / 11.3 (Mac OS X) 以降に備わっている自動更新機能については、Flash Player の自動更新について を参照してください。


Flash Player for Windows / Mac / Linux

Flash Player 25.0.0.171 は Adobe のダウンロードページから入手できます。また Windows / Mac / Linux 用のバイナリについて RINS web ページでも配布しています (学内からのみ入手可)。

プラットホームダウンロード
Windows (25.0.0.171)Internet Explorer (ActiveX) 用EXE ファイルMSI ファイル
Firefox (NPAPI プラグイン) 用EXE ファイルMSI ファイル
Opera (PPAPI プラグイン) 用EXE ファイルMSI ファイル
Mac (25.0.0.171)OS X 用DMG ファイル
Opera (PPAPI プラグイン) 用DMG ファイル
Linux (25.0.0.171)Firefox (NPAPI プラグイン) 用 RPM32bit 版64 bit 版
Firefox (NPAPI プラグイン) 用 tar.gz32bit 版64 bit 版
Opera (PPAPI プラグイン) 用 RPM32bit 版64 bit 版
Opera (PPAPI プラグイン) 用 tar.gz32bit 版64 bit 版

以下にご注意ください。

  • Flash Player 24 系列以前の更新は終了しました。Flash Player 25 系列に移行するか、あるいはアンインストールしてください。
  • Flash Builder、Flash Catalyst、Flash Professional 等開発ツール用のFlash Player はAdobe Flash Player Support Centerからダウンロードしてください。
  • Google Chrome に内蔵されている Flash Player は自動的に更新されます。ただし、Chrome 本体とは異なり、すぐには更新されないようです。強制的に更新することもできません。利用者は Flash Player が上記のバージョン以降に更新されていることをchrome://plugins から確認してください。更新されていない場合は、更新されるまで無効に設定することを推奨します。
  • Windows Server 2012 の Internet Explorer 10 専用版の Flash Player、Windows 8.1 / Server 2012 R2 / RT 8.1 の Internet Explorer 11 専用版の Flash Player、Windows 10 / Server 2016 の Internet Explorer 11 / Edge 用の Flash Playerの更新は Microsoft から提供されます。Microsoft UpdateMicrosoft Windows Software Update Servicesなどを利用して更新してください。Windows 7 のInternet Explorer 11 では、専用版ではなくInternet Explorer 汎用版を使用します。
  • Windows Server 2012 / 2012 R2 / 2016 の Flash Player については「デスクトップ エクスペリエンス」機能をインストールしている場合にのみ利用可能となります。また Windows Server 2016 では「リモート デスクトップ セッション ホストの役割」をインストールする必要があります。
  • Mac でインストールが途中で止まってしまう場合は、こちら を参照してください。

Flash Player for Android

Android 用の Flash Player の更新は終了しました。詳細は、Archived Flash Player versions の Flash Player for Android 4.0 archives と Flash Player for Android 2.x and 3.x archives を参照してください。


Flash Player バージョン確認方法

現在使用している Flash Player のバージョンは About Flash Player ページ (adobe) で確認できます。Internet Explorer、Firefox・Safari、Chrome、Opera とで個別に確認する必要があります。

関連キーワード: Flash Player