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[connect24h:02520] spam 対策でヘッダーをチェックすることの危険性



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塚本です

こちらの02289からのスレッドで、ML参加者のMTAのspam
対策によって、ML投稿者のdnsサーバにdnsの問い合わせ
が行くということにふれましたが、これが大規模なMLな
んかだと、ひどいことになるんじゃないかという続編を
jp.qmail.orgのdjbdnsのML(一部でおそれられてる?)で
したところ、もっとMTA管理者に知ってもらったほうが
良いのではということになりました。

ちょっとまとめてみましたので、ご意見をおきかせくだ
さい。

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spam対策として以下のようなヘッダー部のチェックを
MTAやMDAで行うことがあります。

 "From:" または "Message-ID:" のドメイン部が

  1. AまたはMXレコードを持つか
  2. rblなどのblack listに載っていないか

これらのチェックを行うと、MTAが参照するリゾルバか
ら、送信者のメールドメインを管理するDNSサーバに問
い合わせが発生します。(2.はrblなどに問い合わせるた
めにIPアドレスを問い合わせる)

通常の運用において、これが問題になることはありませ
んが、メーリングリストへの投稿などでは、メール配送
時に個々のML参加者のドメインから、投稿者のdnsサー
バに問い合わせ(A,MX サーバによってはさらにAAAA)が
行われます。

配送が外部の高速なサーバで、参加者が多いMLになるほ
ど、この集中の度合が高くなり、遅い回線で接続した小
規模サイトなどでは、回線容量を超えてしまい、配送中
はDoSを受けたような状態になることも考えられます。

また、これを悪用し、投稿チェックが無く、参加者が多
く(MTAが参照するリゾルバの数なので、参加者の数に直
接は比例しませんが)、配送性能の高いメーリングリス
ト・サーバを複数使った運用妨害が行われる可能性もあ
ります。

MTA管理者は、spam対策としてのFrom:やMessage-ID:の
チェックが、他サイトの運用を妨害したり、DoSに加胆
してしまうことがあるということに注意する必要があり
ます。

-- 
塚本  弘
hirobo-24@xxxxxxx

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